80日ぶり安打のロッテ清田、2戦連続1番スタメン 伊藤監督「きっかけを」

ロッテ・清田育宏【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・清田育宏【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

2日の試合で久々快音、「選手は1本のヒットで変わる」

 2日の日本ハム戦で6月14日のDeNA戦以来のヒットを放ったロッテ清田育宏外野手。安打は実に80日ぶり。3回無死一塁で三ゴロ併殺打だったが、5回2死から加藤貴の真ん中低めの速球を左中間へ二塁打した。

 一夜明けた3日、伊東監督は「あおって打つクセを少しずつ矯正して、結果が出た。(外野の)間を抜ける打球が彼の特徴。右中間方向の打球が出れば、持ち味が発揮できる」と復調を感じている。

 打撃不振で6月19日に抹消。8月21日に登録され、同24日の楽天戦から代打で出場。8月27日のソフトバンク戦、29日のオリックス戦は先発出場したが、結局31日のオリックス戦まで5試合10打数無安打だった。

 今季は60試合で打率.214、20打点、3本塁打。2015年に130試合に出場、打率.317で打撃ベスト10の4位に輝いた実績が色あせてきている。「成績はこれ以上悪くならない。選手は1本のヒットで変わる。3日も「1番・右翼」でスタメン。来年に向けてのきっかけを残り試合でつかんでもらいたい」と今季でロッテのユニホームを脱ぐ指揮官は、清田の復活を願っている。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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