侍がキューバ撃破！　2年生小園が2番起用で躍動3安打2打点、清宮は決勝犠飛

侍ジャパンがキューバに快勝、2勝1敗に

　侍ジャパンU-18代表が3日（日本時間4日）、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」（カナダ・サンダーベイ）のオープニングラウンド第3戦でキューバを7-2で破った。これで通算2勝1敗。この日は2番に起用された小園海斗（報徳学園）が3安打2打点と活躍。清宮幸太郎（早実）も無安打ながら2本の犠飛で2打点を挙げた。また先発の山下輝（木更津総合）も6回途中で6四球を与えながらも3安打7奪三振2失点の力投を見せ、勝利に貢献した。

　初回、山下が満塁のピンチを背負いながらも無失点で切り抜けると、その裏、先頭の藤原恭大（大阪桐蔭）が二塁打をマーク。小園は振り逃げで一、三塁とすると、相手のパスボールで藤原が先制のホームを踏んだ。さらに3番・安田尚憲（履正社）がライトへのヒットで続くと、無死一、三塁から4番・清宮が右翼への犠牲フライを放ち、この回2点を奪った。

　同点に追いつかれた直後の3回には無死一、二塁の場面で安田が敬遠で満塁に。ここで清宮が2打席連続の犠牲フライで勝ち越すと、続く櫻井周斗（日大三）がセンターへタイムリーを放ってリードを2点に広げた。

　6回には1死満塁から藤原の遊ゴロの間に1点を加点。さらに小園がレフトへタイムリーを放つと、7回にも小園がセンターへ2打席連続となるタイムリーをマークした。一方、7回は再び前打者の安田が敬遠で清宮に2死満塁の好機が回ってきたが、ここは一ゴロと凡退した。

　先発の山下は5回まで2失点と粘りの投球を見せていたが、6回先頭から連続四球。1死一、二塁の場面で降板した。ここで2番手の田浦文丸（秀岳館）は2者連続三振でピンチを切り抜けると、7回、8回と得点圏にランナーを背負いながらも無失点に抑えた。9回は清水達也（花咲徳栄）がリードを守って勝利した。

　第2戦で前回王者の米国に2安打完封負けを喫していた日本はこの日オーダーを変更して臨み、7得点と快勝。中村奨成（広陵）に代わり、初スタメンマスクとなった古賀悠斗（福岡大大濠）も強肩で盗塁を防ぐなど攻守で貢献した。

　3戦を終えて2勝1敗とした侍ジャパンは日本時間5日午前3時からオランダと対戦する。

（Full-Count編集部）