ソフトBサファテがついに日本新47セーブ「偉大な2人の投手を超えられた」

オリックス戦で47セーブ目をマークしたソフトバンクのデニス・サファテ【写真:(C)PLM】
オリックス戦で47セーブ目をマークしたソフトバンクのデニス・サファテ【写真:(C)PLM】

岩瀬&藤川の記録を更新も…「チームが勝てたことが1番嬉しい」

 ついに、偉大な記録を塗り替えた。ソフトバンクの「キング・オブ・クローザー」デニス・サファテ投手が5日のオリックス戦(京セラD)で今季47セーブ目をマーク。2005年の中日・岩瀬仁紀、2007年の阪神・藤川球児を越え、シーズン最多セーブのプロ野球新記録を樹立した。

「本当に嬉しいですし、チームとしても追いつかれても、そこから点を取り返して勝てた。チームが勝てたことが1番嬉しい。最後を抑えるのが自分の仕事。最高のチームメート、監督、コーチ、ソフトバンクというチーム、ファン、福岡の街が大好き。1番強いチームでプレー出来ていることが幸せです」。試合後のヒーローインタビューで守護神はこう語った。

 新記録達成のマウンドも、相変わらず圧巻だった。先頭の伊藤を131キロのナックルカーブで空振り三振、続く安達はストレート、カーブ、ストレートで3球連続の空振り三振。最後は駿太を平凡な左飛に打ち取った。最後のアウトの瞬間を見届けると、珍しく両手を掲げてガッツポーズ。喜びを爆発させた。

 今季は、夫人が体調を崩したことで、米国へ一時帰国し、10日間の登録抹消期間もあった。「今年は個人的なことで色々あって感情をコントロールするのが難しかったが、チームメート、ファンに支えられて、偉大な2人の投手の記録を超えることが出来た」とチームメートとファンに感謝の言葉を並べていた。

「自分が点を取られるとかは気にしていない。チームが勝つために努力するだけ」としたサファテ。この日の勝利でマジックは11に。新記録は打ち立てた。ここからはリーグ優勝へと突き進む。

(Full-Count編集部)

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