異国のマウンドで冴えた直球 好投の三浦、中村とのコンビも「違いはない」

南アフリカ戦に先発した三浦【写真:沢井史】
南アフリカ戦に先発した三浦【写真:沢井史】

5回3安打無失点の好投、「他の投手が昨日まで好投していて刺激を受けてました」

 侍ジャパンU-18代表は5日、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)のオープニングラウンド最終戦で南アフリカに12-0の7回コールド勝ち。通算成績を4勝1敗とした。今大会初登板の三浦銀二(福岡大大濠)が先発し、5回3安打無失点にまとめた。

 甲子園で見せた力のあるストレートが、異国のマウンドでも冴えた。

「他の投手が昨日まで好投していて刺激を受けていました。すでにスーパーラウンドは決まっていましたけれど、チームの目標は優勝。自分のピッチングをしようと思いました」

 初回は四球こそ許したが、3個のアウトはすべて三振。以降は「スライダーやカーブでもしっかりストライクが取れた」と変化球も織り交ぜた。国際球は滑りやすいとも言われているが「少し滑りはありましたが修正できました」と振り返った。

 格下の相手とはいえ、海外の打者は力でもっていかれると一発がある。「とにかく低めを意識した」と丁寧なピッチングを心掛けた。今日は高校での女房役の古賀悠斗ではなく、中村奨成(広陵)とバッテリーを組むことに。「特に大きな違いはなかったです。大丈夫って声は掛けてもらいました。ストレートのタイミングが合っていないと感じてストレートで押してくれたところは古賀と違うところですかね」。20番目の登場となった背番号14は、そう言って笑顔を見せた。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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