秋山翔吾、桑原将志が凄い! 守備成績から見る外野手のもう1つの貢献度

セ・リーグはDeNA桑原がトップ、広島の鈴木は「エリア51」を作るも負傷離脱

○セ・リーグ(RF上位順、率=守備率、捕=捕殺数)

桑原将志(De)2.08(121試合、率.988、補4)中
坂口智隆(ヤ)2.00(116試合、率.996、補4)中
丸佳浩(広)1.95(125試合、率.992、補1)中
鈴木誠也(広)1.90(115試合、率.973、補10)右
藤井淳志(中)1.85(87試合、率.988、補1)右左
大島洋平(中)1.68(119試合、率.990、補2)中
梶谷隆幸(De)1.66(115試合、率.995、補4)右
バレンティン(ヤ)1.59(104試合、率.959、補6)左
福留孝介(神)1.53(99試合、率.981、補1)右
中谷将大(神)1.49(89試合、率1.000、補4)左中右
筒香嘉智(De)1.46(114試合、率.994、補6)左
長野久義(巨)1.40(107試合、率.987、補1)右
糸井嘉男(神)1.31(83試合、率.991、補1)中右
髙山俊(神)1.10(84試合、率.979、補3)左中

 セも中堅手が上位にいるが、DeNAの桑原がRFは1位。ヤクルトのベテラン坂口も2.00を超えている。

 広島の鈴木は右翼手ながら中堅手並みの1.90という高い守備範囲で、補殺もリーグ最多の10。背番号「51」ということもあり、マツダスタジアムの右翼はイチローばりに飛球が次々とアウトになる「エリア51」だったのだ。骨折は痛恨だが、復帰を待ちたいところだ。

 パ・リーグ時代は広い守備範囲を誇った糸井嘉男は、今季は故障離脱もあって、数字は下落している。

 守備成績を見ると、外野手が秘めるポテンシャルの違いが見え、チーム状態の差もはっきりと出てくる。勝ち星が上がらないチームは、外野手も固定できないことが多い。逆説ではないが、優れた外野手を揃えているチームは強いと言えそうだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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