ホークス、1週間で一気に優勝M16→8 工藤監督「自分たちが勝つことを考える」

ソフトバンク・工藤公康【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康【写真:荒川祐史】

東浜15勝目に指揮官「我慢して出来ていた」

 いよいよカウントダウンに入った。首位を独走するソフトバンクのマジックが8に減った。8日のロッテ戦(ZOZOマリン)。序盤から打線が繋がって6得点を奪って逃げ切った。工藤公康監督は「(マジックは)みなさんで楽しんでください。ただ、あと8つ勝てば、というところまで来ているのは確か。他のチームがどうとか考えるより、自分たちが勝つことを考える」と淡々としながらも、視線の先にゴールを見据えた。

 初回、先頭の明石が左前安打などで2死一、二塁とすると、デスパイネが左前適時打を放って先制。2回には甲斐の右翼フェンス直撃の二塁打、明石の右前適時打で1点を追加。3回にも松田の23号2ランなどで3点を加えた。4回までに毎回の6得点を奪った打線に「チャンスをしっかり作って、タイムリーが出て、いい感じで打ってくれた。乗っていけたと思います」と指揮官は満足げだった。

 先発の東浜は序盤から走者を背負い、球数が増える展開となった。4回に中村に2ランを浴びると、6回にはペーニャのソロと田村の適時二塁打で2失点。6回2死二塁で、左の代打・福浦が登場したところで、嘉弥真への交代を告げられた。6回途中4失点。リリーフ陣がリードを守り抜き、ハーラー単独トップの15勝目を挙げた右腕について、工藤監督は「今日はいい方ではなかった。味方が点を取ってくれるまでは我慢して出来ていた。投手はいい時ばかりじゃない。そういう時にどう勝っていくかが大事」と語っていた。

 9月1日に今季初めて点灯した際はマジック16だった。そこから1週間で、一気に半分に減少。チームは9月負けなしで、7連勝。貯金は今季最多の45となった。着々と進んでいる優勝への道。ゴールテープはすぐそこまで迫って来ている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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