ダルビッシュ、移籍後は防御率5.34も…指揮官「結果主義にならないことが重要」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

5回途中5失点でKOされ12敗目も「投球の出来栄えは相当良くなった」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのロッキーズ戦に先発。メジャー史上最速での通算1000奪三振を達成したものの、5回に突如崩れ、4回1/3を投げて5安打5失点6奪三振2四球で12敗目(8勝)を喫した。ドジャースは4-5で敗れて今季ワーストの8連敗。ダルビッシュは4戦連続白星なしとなったが、地元メディア「トゥルー・ブルーLA」によると、デーブ・ロバーツ監督は「投球の出来栄えはよくなった」と擁護している。

 ダルビッシュは初回にゴンザレスに先制弾を浴びるも、その裏に4点の援護をもらう。2、3回に2三振ずつを奪うと、4回にはゴンザレスを三振に仕留めて、メジャー史上最速となる128試合目での1000奪三振を達成。しかし、5回に突然崩れた。

 1死二、三塁からタピア、ブラックモン、ルメイヒューに3連続タイムリーツーベースを浴びて一挙4失点。逆転を許して降板となった。

 これでドジャース移籍後は2連勝の後、4試合連続白星なし。新天地では6試合登板で2勝3敗、防御率5.34、被打率.289、WHIP(1イニングでの安打+四球)1.55と、これまでのキャリアと比較しても厳しい数字が並んでいる。

 ただ、「トゥルー・ブルーLA」によると、ロバーツ監督は「一連の流れや打球の質を見るに、ユウの投球はとても良かったと思う」「投球の出来栄えはこれまでよりも相当良くなった」と擁護。さらに、「彼にとって結果主義にならないことが重要だ。彼はひどく結果を求めるし、それは自然なことだ」と目先の結果に左右されないことが大切だと訴えたという。

 ドジャースは前日にカーショーでも勝てず、これで8連敗。ここに来て大失速となっているが、重要なのはあくまでポストシーズンを勝ち抜き、29年ぶりの世界一に輝くこと。ダルビッシュがそれまでに本来の姿に戻ることを指揮官も望んでいる。

(Full-Count編集部)

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