苦戦続くダルビッシュ、強い決意綴る「投げだしたり、諦めたりしない」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:田口有史】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:田口有史】

突然の乱調で12敗目も…「人生苦しんでいる時こそ、人生を学んでいる時だ」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのロッキーズ戦に先発し、4回1/3を投げて5安打5失点6奪三振2四球の乱調。チームは4-5で敗れて今季ワーストの8連敗を喫し、ダルビッシュは12敗目(8勝)を喫した。4回までソロ本塁打の1安打のみに抑える快投も、5回に突然崩れて4失点。移籍後は苦しい投球が続いているが、試合後には「投げだしたり、諦めたりしない」と誓っている。

 ダルビッシュは初回にゴンザレスの先制弾で1点を失うも、その裏に4点の援護をもらうと、好投を続けた。3回までに5三振を奪い、メジャー通算999奪三振に。4回にゴンザレスを空振り三振に仕留め、ケリー・ウッドの134試合を上回ってメジャー史上最速となる128試合での1000奪三振を達成した。

 だが、5回1死二、三塁から3連続タイムリーツーベースで一挙4点を失い、逆転を許す。突然の乱調となり、ここで無念の降板。ドジャースはそのまま4-5で敗れた。

 ドジャース移籍後は6試合登板で2勝3敗、防御率5.34と苦しむ右腕。だが、試合後にはツイッターで強い決意を明かしている。「全てがうまくいくに越した事はないけど、そんな人間は今までいなかったと思う。 という事は誰にでも悪い時はあるということ。そういう時の自分への約束は『投げだしたり、諦めたりしないこと』」。こう綴った後、最後に「人生苦しんでいる時こそ、人生を学んでいる時だ」と締めくくった。

 大失速となっているが、ドジャースの地区優勝はほぼ確実。ダルビッシュには、世界一に向けて、プレーオフでの獅子奮迅の活躍が期待されている。ここから、さらに進化すればいい。

(Full-Count編集部)

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