田澤快投も白星消滅、イチロー無安打 マーリンズ敗戦でナショナルズ地区V

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

田澤は好投で一時4勝目の権利も…逆転許し延長11回サヨナラ負け

 マーリンズのイチロー外野手は10日(日本時間11日)、敵地でのブレーブス戦に途中出場し、2打数無安打だった。田澤純一投手が同点の7回1死一塁で登板し、1回2/3を無安打無失点の好投。7回にゴードンの勝ち越しソロが飛び出し、田澤は白星の権利を手にしていたが、後を継いだ投手が9回に同点に追いつかれて消滅。マーリンズは延長11回サヨナラ負けを喫し、フィリーズに勝利していたナショナルズの地区優勝が決まった。

 イチローは同点の7回1死一塁の場面で、3番手・田澤の登板にともない、ダブルスイッチでレフトに入った。1人目の打者アダムスの左飛をイチローが処理すると、続くカマルゴはライトへの大飛球も、最後はスタントンがジャンピングキャッチ。田澤は無失点で切り抜けた。

 直後の8回、マーリンズは代打ゴードンのソロ本塁打で勝ち越し。イチローは1死一塁で打席に立つと、右腕ラミレスに2球で追い込まれる。3球目のチェンジアップを打ち、中飛に倒れた。

 田澤は8回も続投。3試合連続失点中だったが、3者凡退に抑える完璧な投球でつないだ。マーリンズは9回に2点を追加。勝利を引き寄せたかを思われたものの、9回にガルシアが2点差に迫られると、代わったゲラが同点打を浴び、田澤の白星が消えた。

 イチローは10回2死での第2打席は左飛。すると、マーリンズは延長11回にウォーリーがアダムスにサヨナラ弾を浴びて敗れた。この瞬間、ナショナルズの2年連続の地区制覇が決まった。

 田澤は19球を投げてストライクは10球。防御率5.59。イチローは打率.257となった。

(Full-Count編集部)

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