侍U-18代表が帰国の途、不動の3番・安田「20人しか味わえない経験ばかり」

侍ジャパンU-18・安田(左)、清宮(中)、藤原(右)【写真:Getty Images】
侍ジャパンU-18・安田(左)、清宮(中)、藤原(右)【写真:Getty Images】

寝る間を惜しんでアメリカ代表選手と交流

 10日(日本時間11日)に閉幕した「第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」で3位となった侍ジャパンU-18代表は、11日早朝(同12日未明)に開催地のカナダ・サンダーベイを出発し、日本に向けて帰国の途についた。

 前日は閉会式を終え、宿舎に戻ったのは深夜。睡眠時間が少ないままの早朝移動ではあったが、選手たちは大会の疲れも感じさせず、元気な姿で空港に現れた。

 一時は首位打者争いも繰り広げた2年生の小園海斗(報徳学園)は、「正直、金メダルが良かった。でも、主将として励ましてもらった清宮さんのためにも(メダルを取れたことは)良かった。今まで速いボールを打ってくることが少なかったけれど、今回速い投手と対戦したのは良い経験。これからまたバットは金属になるけれど、打っていける自信はある」と大会での手応えを感じながら、今後を見据えた。

 不動の3番打者として打線を牽引した安田尚憲(履正社)は、野球人生初めての日本代表として「高いレベルの投手と対戦できて、すごく成長できた大会。20人にしか味わえない経験ばかりでした。この経験はチームメイトに伝えていきたいです」と貴重な体験をチームに還元するつもりだ。閉会式後に宿舎でアメリカの選手と親交を深めたといい、「自分の方から積極的に(話しかけた)。道具ももらいました。すごい選手ばかりでした」と笑顔を見せた。

 川端健斗(秀岳館)は「あれだけの連戦をしたのは初めて。あれだけのグラウンド環境の中で投げられたことは、貴重な経験でした。それに、日本の環境がいかに恵まれているのかも分かりました」と振り返った。

 チームはトロントを経由し、12日夕方に日本に到着する。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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