ヤンキース“地の利”を生かして快勝、レイズ主催試合をニューヨークで開催

レイズ主催のヤンキース戦が行われたメッツ本拠地のシティフィールド【写真:Getty Images】
レイズ主催のヤンキース戦が行われたメッツ本拠地のシティフィールド【写真:Getty Images】

大型ハリケーン「イルマ」がフロリダ州を直撃したため代替開催

 10日(日本時間11日)に大型ハリケーン「イルマ」がフロリダ州に上陸したため、レイズの本拠地フロリダ州セントピーターズバーグで開催予定だったヤンキース3連戦は、メッツ本拠地のシティフィールドで代替開催された。お膝元・ニューヨーク内での“遠征”になったヤンキースは“地の利”を生かし、11日(同12日)の初戦に快勝した。

 ヤンキースは毎年、メッツとサブウェーシリーズを行っており、“敵地”とは言え、シティフィールドに馴染みは深い。それでも、相手がレイズとなると違和感はあるようで、ジラルディ監督は試合前「いつもは凄く盛り上がる場所。メッツ以外が相手なので少し変な感じがする」と苦笑い。チケットは内外野とも1階席のみ一律25ドルで販売され、1万5327人が来場した。当然ながら、客席はヤンキースファンがほとんどを占め、ヤンキースの打者が出塁するたびに大歓声が沸き起こり、ホームのはずのレイズへ厳しいブーイングが飛んだ。

 当初、MLB機構はボルチモアやシカゴなど“中立地”で試合を行うことも検討したようだが、「2球団のためのホテル手配などで難しい問題があった」(ジラルディ監督)ため、1球団のみの遠征手配で済むニューヨーク開催となったようだ。収益の一部はハリケーン救助活動のために寄付される見通しで、レイズの遠征費用もMLB機構から補填されるという。

 今回の決定に、自宅通勤が可能なヤンキースの面々は、もちろん歓迎ムード。試合は、ヤンキースが投打でレイズを圧倒し、「敵地」ながら地の利を生かし、5-1と快勝した。

(Full-Count編集部)

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