ドジャース、夜中2時過ぎ終了の試合でLA移転後最悪11連敗 前田は勝敗つかず

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

先発の前田は3時間中断後の登板で3回4失点、1958年のロス移転後ワースト記録更新

 ドジャースの前田健太投手は11日(日本時間12日)、敵地でのジャイアンツ戦に先発し、3回4安打4奪三振4失点(自責4)で勝敗はつかなかった。初回の登板前に雨で約3時間の中断があり、リズムに乗り切れずに2被弾。チームは4点差を追いついたものの、6-8で競り負けた。これで、ブルックリン・ドジャース時代の1944年(16連敗)以来73年ぶりの11連敗。1958年のロサンゼルス移転後のワースト記録を更新した。

 ドジャースの10連敗で迎えた一戦。午後7時15分に開始予定だったが、降雨のために開始が遅れて42分後にプレーボール。しかし、開始後に再び雨が強くなり、先頭グランダーソンが空振り三振に倒れたところで、試合は再び中断となった。

 そこから約3時間後、現地午後10時50分に試合が再開。悪条件の中での先発となった前田は、1死からパニックに左前打を許した直後、スパンに右翼席後方の入江に飛び込むスプラッシュ弾を浴びて2点先制された。2回にもパーカーに右翼への4号ソロを浴びると、3回にはペンスの右翼三塁打をきっかけに1失点。3回までに4点を失った。

 ドジャースは直後の4回、1死満塁からフォーサイスの左前タイムリーで1点を返す。なおも1死満塁の場面で前田の打席を迎えたが、ここで代打テイラーを送られて降板。チームはこの回に一気に4点を返して同点とし、前田の黒星は消えた。

 試合はその後、両チームの点の取り合いに。6-6の同点で迎えた6回、ジャイアンツはペンスのタイムリーで勝ち越すと、7回にはポージーの適時二塁打で追加点を奪った。ドジャースはそのまま敗戦。現地時間の夜中2時過ぎに終了した一戦で、ドジャースはロサンゼルス移転後最長となる11連敗を喫した。

 ナ・リーグ東地区を独走してきたドジャースは、これで92勝52敗の貯金40。2位ダイヤモンドバックスとは9.5ゲーム差をつけているが、まさかの大失速となっている。前田は13勝目はならず、47球を投げてストライクは32球。防御率は4.21となった。

(Full-Count編集部)

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