プロ初完投勝利のロッテドラ1佐々木、伊東監督称賛「よく乗り越えた」

ロッテ・伊東勤監督【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・伊東勤監督【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

佐々木「最後まで投げるのはすごい幸せなこと」

 ロッテのドラフト1位ルーキー、佐々木千隼投手が13日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプロ初完投勝利を挙げた。

 2か月ファームで汗を流した成果を見せた。7月5日の楽天戦以来となる1軍マウンドで佐々木が丁寧に低めを突く。初回と3回の無死二塁のピンチを乗り切ってリズムに乗った。

 最大のピンチは8回1死一塁から2者連続四球を与えた場面。松本を見逃し三振、大田を投ゴロに打ち取った。伊東勤監督は「フォアボールで自滅するタイプだったけれど、よく乗り越えてくれた。交代は全然考えていなかった」と自力でピンチを切り抜けた右腕を高く評価した。

 9回1死から横尾にソロアーチを許して完封こそ逃したものの、8安打1失点でプロ初の完投勝利。「できれば0点で完封してほしかったけれど、かなり疲れていたからね。次につながるピッチング。良かった」と伊東監督は120球の粘投を称えた。

 5月25日ソフトバンク戦以来の3勝目。久しぶりにヒーローインタビューを受けた佐々木の表情には充実感が広がった。「『ファームでやってきたことをしっかり出せ』と言われて、やってやろうと強い気持ちでマウンドに上がりました。途中までフォアボールがなかったのが一番良かった」と胸を張った。

 プロ初完投で大きな自信もつかんだ。「初めから投げさせてもらって、最後まで投げるのはピッチャーとしてすごい幸せなこと。これからもこういうピッチングができるように心掛けていきたい」と声を弾ませた。

【動画】ロッテ・佐々木が プロ初完投勝利!

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