「サイン下さい…」デビュー34戦で18発、フィリーズ超新星に同僚おねだり

フィリーズのリース・ホスキンス【写真:Getty Images】
フィリーズのリース・ホスキンス【写真:Getty Images】

昨季のヤンキース・サンチェスを凌ぐハイスピード「彼は宇宙人かもしれない」

 フィリーズの新人外野手リース・ホスキンスが14日(日本時間15日)、本拠地でのマーリンズ戦で今季18号となる2点弾を放った。チームは10-0で完封勝利。白星に貢献した24歳だが、右中間席に刺さったアーチが大きな話題を呼んでいる。実はこのホスキンス、メジャー初出場からわずか34試合しかプレーしていないのだ。

 5点リードで迎えた2回、1死一塁の場面で打席に立ったホスキンスは、マーリンズ先発ウォーリーが2ストライクから投げた3球目にバットを合わせると、打球は右中間席に飛び込むホームランとなった。8月10日にデビューして以来、34試合で18本目となる一発。昨シーズン、新人最速ペースで本塁打を打ちまくったヤンキースのサンチェスですら、18号と19号が飛び出したのはデビューから45試合目だった。それを10試合以上も上回る超ハイペース。地元テレビ局の実況は「彼はもしかしたら宇宙人なのかもしれません!」と、超人ぶりに驚いた。

 球団公式サイトによれば、34試合で39打点という記録も前人未到で、アルバート・プホルス、ジョー・ディマジオ、テッド・ウィリアムス、ジーク・ボニューラが37打点で2位タイに並ぶという。

 ダイヤモンドを一周してダグアウトに戻ると、試合中にもかかわらず同僚外野手のパーキンスがボールをペンを持ってサインをおねだり。記事によると「歴史を作っているんだ。凄すぎて呆れるくらい。見ていて楽しいよ。まだ十分に評価されていないと思うけど。繰り返し打つことがどれだけ大変なことなのか、みんな分かってないよ」と、目の前で繰り広げられる偉業を称えたという。 

 突然のサイン攻撃は成功しなかったようだが、メジャーリーガーにもサインを欲しがらせてしまうホスキンスの活躍は、一体どこまで続くのだろうか。

【動画】同僚にサインを求められるホスキンス

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