日米150勝の田中将大、地元メディア称賛「タナカの球は復活を遂げた」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

前回は4回7失点KOも…その前3戦は7回を投げきり「復調している」

 14日(日本時間15日)本拠地オリオールズ戦で、今季12勝目(11敗)を挙げたヤンキース田中将大投手。打線の援護に助けられながら、7回2失点の快投で日米通算150勝を記録した28歳右腕を、地元メディアは高く評価している。

 前回登板となった9月8日(同9日)レンジャーズ戦では4回7失点でKOされたが、この日まで後半戦は9試合に投げて4勝3敗、防御率3.65という数字を残していた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版では、「テキサスに打ち負かされる前の3戦は7イニングを投げた」と指摘。今季序盤は不安定さばかりが目に付いたが「タナカは復調している」「タナカの球は復活を遂げた」とエース復活を“宣言”した。

 この日の失点は、ソロ弾2本によるもの。3者凡退で終えたのは1回だけだったが、その後は走者を背負った場面で粘りを見せた。スライダーが冴え、自己最多となる27度の空振りを記録。地元紙「ニューヨーク・タイムス」電子版では「走者を置いた失点危機で最高のピッチングを見せた」と称賛している。

 ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」では、『2本塁打を除いて快勝」と高評価。同時に「右腕は28先発で32本塁打を浴びており、10月(ポストシーズン)で問題となり得る弱点だ」と書いているが、32本塁打のうち23本塁打は球宴前に許したもので、球宴後はこの日を含めて10試合で9発にとどまっており、以前に比べて懸念は減っていると言えそうだ。

 シーズンは残り2週間あまり。ヤンキースのプレーオフ進出には、田中の好投が不可欠となる。

(Full-Count編集部)

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