リーグV一夜明けのホークスは延長10回サヨナラ負け、西武勝利で2位堅守

一進一退の攻防も、10回にモイネロがまさかの押し出し四球

 パ・リーグ優勝を決めたソフトバンクは、サヨナラ負けでひと休みとなった。V決定から一夜明けた17日の西武戦(メットライフ)。1点ビハインドの8回にシュリッターから2点を奪って一気に逆転したものの、3番手の岩嵜が同点弾を浴びると、5番手モイネロが決勝点を与え、サヨナラを許した。

 前日に優勝を決めたにもかかわらず、ベストメンバーで臨んだソフトバンク。7回まで多和田の前にゼロ行進を続けていたが、8回、西武2番手のシュリッターに牙をむいた。先頭の中村晃が遊撃内野安打で出塁すると、柳田が中前安打で続き、無死一、三塁。柳田が盗塁を決めて二塁に進むと、デスパイネが左前への2点適時打を放って、試合をひっくり返した。

 先発の千賀は2回に犠飛で先制点を奪われたが、6回5安打1失点と好投。7回の嘉弥真は無失点でしのぐも、逆転した8回に今季69試合目の登板となった岩嵜が、山川に被弾して同点。延長10回にモイネロが、先頭の源田に左前安打を許した後、自らの牽制悪送球と犠打で1死三塁のピンチを迎える。山川、浅村との勝負を避けて満塁策を取ったが、最後は栗山に押し出しの四球を与えた。

 西武は先発の多和田が、ソフトバンク打線を7回まで5安打無失点に封じる好投。2番手シュリッターが逆転を許したのは誤算だったが、8回に山川が18号ソロを放って、試合を振り出しに。9回は増田、10回を牧田が抑えると、延長10回1死満塁で栗山が押し出し四球を選んで、サヨナラ勝ちを収めた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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