大谷の米流出はジャッジのNPB移籍と同じ!? 米紙が今オフの衝撃を“解説”

「アーロン・ジャッジが2年後にNPB移籍を選ぶようなものだ」

 米国内では、現行のポスティング制度と労使協定の下で大谷がメジャー移籍を果たした後で、新ポスティング制度が決まるのではないかという話もあるという。記事では、先日のNPBオーナー会議で巨人の老川オーナーが言及したMLBとNPBによるポスティング制度の改定交渉の内容にも触れている。選手が結んだ契約の15パーセントをNPB球団が手に入れるが、契約が1億ドル(約110億700万円)を超えた場合は2000万ドルが上限として設定されるという案だというが、「これはNPB球団にとって、さらなる減収に繋がる」と分析。同時に「巨人はNPB最大のチームで、ポスティング制度をなくして、トップスターは国内に留めておくべきだという考え方。人気選手の国外流出を許す理由はない」と深い考察で指摘した。

 大谷がメジャー流出することで、日本のファンが受けるインパクトはどれくらいなのか。世界最高峰リーグと言われるメジャーを間近で見るアメリカのファンは、なかなか想像しがたいものだろう。そこで、記事ではこんな問いかけがされている。

「逆の状況を想像してみよう。アーロン・ジャッジが2年後にNPB移籍を選ぶようなものだ。あるいはクリス・ブライアント。あるいはカルロス・コレア。日本の宝と言われたヒデキ・マツイを思い浮かべる人もいるだろうが、彼は読売にポスティングされていない。マツイはFAとして29歳で巨人を離れ、ヤンキースとサインした」

 それぞれの思惑が入り乱れるポスティングシステムだが、どんな形で決着を見ることになるのか。オフは日米双方の動きに注意しておきたい。

(Full-Count編集部)

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