西武が34安打27得点の乱打戦に勝利、金子侑が延長10回に劇的サヨナラ打

アクシデント降板のモイネロに代わり緊急登板した寺原から殊勲打

 西武が、両軍34安打27得点を奪い合う大乱戦を、2試合連続サヨナラ勝ちで制した。18日のソフトバンク戦(メットライフD)。一時は7点のビハインドとなったが、猛反撃で逆転。9回に追いつかれ、延長10回に勝ち越しを許したが、その裏に2点を奪って、劇的な逆転勝ちを収めた。

 点の取り合いとなった。初回に4点を先制した西武だが、2回に柳田のソロ弾、3回には4本の長短打で3点を奪われて同点とされ、4回には打者一巡の猛攻を食らい、7失点でリードを広げられた。

 ここから西武が反撃に出る。6点差で迎えた6回に秋山が24号3ランを放ち、7回には中村の犠飛と外崎の適時打で1点差に。8回には2死から連続四球で一、二塁とすると、森が右中間フェンスを直撃する2点適時三塁打を放って逆転に成功した。

 だが、これでは終わらなかった。9回、ソフトバンクはデスパイネが西武守護神の増田からバックスクリーンへと飛び込む34号ソロを放って、再び同点。延長10回1死三塁では今宮が左翼線を破る適時二塁打を放って、1点を勝ち越した。

 劇的な展開は、まだ続いた。延長10回裏。西武は先頭の源田が左翼線を破る二塁打で出塁。1死から坂田が四球を選ぶと、続く森の打席で源田が三塁への盗塁を決める好走塁。森が同点の右前適時打を放つと、最後は金子侑が、緊急降板したモイネロに代わってマウンドに上がった寺原から左翼線へサヨナラの適時打を放って試合を決めた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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