広島の江草が今季限りで現役引退「マツダでお立ち台に立ってみたかった」

【表】江草仁貴の成績一覧
【表】江草仁貴の成績一覧

2005年には阪神の優勝に貢献、2013年に広島移籍

 広島は20日、江草仁貴投手が今季限りで現役を引退すると発表した。球団に今季限りでの引退を申し入れ、了承されたという。

 地元広島出身の江草は盈進高から専修大に進学。4年春に東都2部リーグでMVPを受賞する活躍をした。2002年自由獲得枠で阪神入り。翌03年9月21日の巨人戦で1軍初登板を飾った。

 2005年にはロングリリーフもできる中継ぎ左腕として活躍し、リーグ優勝に貢献。2007年からは3年連続で50試合以上を登板するなど、ブルペンに欠かせない存在になった。2011年5月に黒瀬春樹との交換トレードで西武へ移籍。2012年3月には嶋重宣との交換トレードで広島に移籍した。

 広島移籍後の2013年にトミー・ジョン手術を受け、翌年に1軍復帰したが、戦力として定着しきれなかった。

 NPBでは通算349試合に登板し、22勝17敗、48ホールド、防御率3.15の成績だった。

 妻は2012年ロンドン五輪で銅メダルに輝いた女子バレーボール日本代表の竹下佳江さん。

 江草は球団公式サイトで「自分が思うような球を投げられなくなり、引退を決めました。小さい頃からカープ帽をかぶって遊んでいたので、カープでプレーできて幸せでした。今のカープの若いピッチャーたちは素晴らしいですし、頼もしいです。これからも頑張ってほしいです。心残りはないですが、あげるとするなら、マツダ スタジアムのお立ち台に立ってみたかったです(笑)。今までご声援いただき、ありがとうございました」とコメントを発表した。

(Full-Count編集部)

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