攻守で活躍の青木宣親、9月打率.315、メッツファンは「残留させるべき」

3安打、好捕と攻守に渡って活躍をみせたメッツ・青木宣親【写真:Getty Images】
3安打、好捕と攻守に渡って活躍をみせたメッツ・青木宣親【写真:Getty Images】

1点リードの9回、同点走者を置く場面で“ローリング”キャッチ

 メッツ青木宣親外野手が22日(日本時間23日)、本拠地ナショナルズ戦で好守でも魅せた。打席では決勝点を含む3安打2打点の活躍で逆転勝ちに貢献。9月4度目の猛打賞を記録するなど打線を牽引した。同時に、9回には絶妙な“ローリング”キャッチで長打を阻止。土壇場で1点リードを堅守した。

 5点を追う5回の第3打席には、右翼にタイムリーを運んで一挙5点の猛攻をつなぎ、同点で迎えた6回には、右中間への二塁打で決勝点を演出。第2打席のバント安打と合わせ、9月2日にメッツ加入後、4度目の3安打で勝利に大きく貢献した。

 だが、最後は守備で魅せた。1点リードの9回、無死一塁。同点の走者を置いた場面で、ナショナルズのデアザが鋭い打球を右翼へ飛ばした。低い弾道を描いたライナーは、そのまま安打になるかと思われたが、打球に向かって激走してきた青木が、地面ギリギリの位置でダイビングキャッチ。ボールを掴むと柔道の前回り受け身を取るかのように前方へ一回転。スクッと立ち上がり一塁走者を警戒する動きを見せると、本拠地ファンから大歓声が上がった。

 試合をテレビ解説していた元右腕ロン・ダーリング氏は「これは今まで見たアオキの守備の中でもベストプレーですね」と絶賛。地元紙「NYデイリーニュース」電子版では「アレハンドロ・デアザの沈むライナー性打球を、ノリ・アオキが宙返りキャッチし、9回1死を記録」したプレーを「Play of the game(今日の好プレー)」に選出した。

 今季はアストロズ、ブルージェイズ、メッツと3球団を渡り歩く青木は、9月2日にメッツ移籍後、18試合に出場して打率.315、出塁率.375の好成績を維持。6回に青木の勝ち越し打を速報した球団公式ツイッターには、ファンから「アオキは残留させるべき」とのコメントが相次いだ。今オフ、青木が選ぶ道にも注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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