ロッテ、球団ワーストタイ85敗目 今季で退任の伊東監督「とことん負けて…」

ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】
ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】

一時は3点リードも…最後は大谷に決勝被弾、「これを来年の肥やしに」

 ロッテが23日の日本ハム戦に3-4で敗れ、今季85敗目となり、球団ワースト記録に並んだ。2回に大嶺翔の中犠飛で先制し、3回には「勝っていい流れで明日(の井口引退試合)を迎えられるようにしたい」と角中が8号2ラン。投げては先発・関谷が大谷から2打席連続空振り三振を奪うなど、5回まで圧巻の投球を披露した。

 しかし、6回に3失点で同点とされ、8回には2番手・有吉が大谷に決勝弾を浴びた。「彼(関谷)はいつも6回が壁。入った時からそう。(松本の左翼線適時打で)1点とられた後、あそこで粘れなかった」と伊東監督。2死から中田に2点目の右前適時打を許したピッチングを惜しんだ。

 同点の3点目はレアードの遊ゴロを大嶺翔が一塁へ悪送球と、味方のエラーもからんだが、テンポもよく、緩急も使えた。それだけに「次に繋げて欲しい」と悔しい敗戦を糧にしてほしいと言う。球団ワーストに関しては「これだけ負けてる。(ここまで)とことん負けて、これを来年の肥やしにしてほしい」と来季新監督でのV字回復を祈っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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