「意気に感じて」―ソフトB岩嵜、球団最多タイ71試合登板&球団新46ホールド

ソフトバンク・岩嵜翔【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・岩嵜翔【写真:藤浦一都】

最優秀中継ぎ確定に喜び「タイトルを1つでも欲しいという思いがあった」

 ソフトバンクの岩嵜翔投手が、球団の歴史に名を連ねた。24日の楽天戦(ヤフオクD)。チームが再逆転し、1点のリードを奪った8回に登板。1イニングを安定の無失点投球で抑えた。

 2010年の攝津正に並ぶ球団タイ記録の71試合目の登板で、球団記録を更新する今季46ホールドポイント目をマーク。試合後はお立ち台に上がり「こんなに投げるとは思ってなかった。開幕から(8回を)任せていただいて、やりやすかったですし、意気に感じて投げてきました」と語った。

 危なげなかった。先頭の代打・聖沢を遊ゴロに打ち取り、まず1アウト。続く藤田を左飛に切ると、銀次はフォークで3球三振。「今日みたいに逆転してバッと出ていくというのは、やりがいもありますし、気持ちが入りましたね」と語った。
 
 今季のリーグ優勝を支えた鉄壁のセットアッパー。工藤公康監督も「セットアッパーとしてフル回転の働きをしてくれた。優勝した中で、サファテも大きいが、それまでに投げる岩嵜くんの存在は欠かせない」と全幅の信頼を寄せる。

 この日で最優秀中継ぎ投手のタイトルも確定させた岩嵜は「プロ入りした時からタイトルを1つでも欲しいという思いがあったので、嬉しく思います。たくさん貢献出来ましたし、こうやってやってこれたのは中継ぎ陣の力。みんなで喜びを味わいたい」と話していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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