マーリンズ一塁手が今オフ来日、師匠“イチロー詣”を計画「人生は1回きり」

イチローとジャスティン・ボーア【写真:Getty Images】
イチローとジャスティン・ボーア【写真:Getty Images】

球団スタッフと日本旅行をし、イチローを訪ねる予定と地元紙に明かす

 マーリンズのジャスティン・ボーア内野手が、今オフに敬愛するイチロー外野手に会うために日本旅行を計画していることが明らかになった。地元紙「サン・センチネル」が報じている。

 チームはナ・リーグ東地区2位ながら73勝82敗で、すでにポストシーズン進出の可能性が消滅している。球団買収交渉で合意に至った元ヤンキースのデレク・ジーター氏ら新経営陣の方針や、今季限りで契約満了となるイチロー外野手の去就に注目が集まる中、選手、スタッフもオフについての計画を進めているようだ。記事によれば、今季打率.297、25本塁打、78打点と活躍したボーアは、“師匠”に会うために球団スタッフとともに来日する予定だという。

 今回の決断には、昨季ボート事故で急死したホセ・フェルナンデス投手の非業な運命が、ボーアの心境に変化をもたらしたという。

「僕は(遠征で)ホテルの部屋に籠もっているよりも、いろいろな場所に出掛けるようになったんだ。機会があるうちに世界を見たい。こういう仕事なので、素晴らしい街を訪れ、最高な場所に泊まるチャンスがある。自分の殻を破ったとでも言うのかな。前よりも出歩くようにし始めたんだ」

 24歳で急逝した豪腕エースが送った短すぎる運命から「人生は貴重なもの。1回きりしかないんだ」と学んだボーアは、オフの旅行先として日本を選んだ。そこでイチローを訪問し、新たな世界を見る予定だという。以前、ボーアはイチローへの敬愛ぶりをこう語ったことがある。

「イチロー以上に野球というものを教えてくれる存在はいないんだ。彼の所作を見ている。この瞬間に、この時期に何をすべきかということをね。デーゲームでもナイターでも関係ない。毎日一貫している。彼がこのチームにいてくれることが、チーム全員にとって幸運なんだ。彼こそが主役なんだよ。僕にとっては常に刺激を与えてくれる存在だ」

 今オフ、ボーアはイチローの故郷、日本を訪れ、“師匠”と仰ぐ背番号51から、どんな刺激を受けるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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