イチローもランクイン ジャッジ新人最多50発で米メディア「歴代新人」投票実施

マリナーズ在籍時のイチロー(左)とヤンキース・ジャッジ【写真:Getty Images】
マリナーズ在籍時のイチロー(左)とヤンキース・ジャッジ【写真:Getty Images】

50本塁打到達のジャッジが1位

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が25日(日本時間26日)の本拠地ロイヤルズ戦で新人最多の50号本塁打に到達した。この日は2本塁打を放つ活躍で、マーク・マグワイアが1987年に記録した49本塁打の新人最多記録を一気に更新。25歳の偉業を受け、ESPNが歴代ルーキーの読者投票を実施。ジャッジは日本時間26日18時時点で2位に倍以上の得票で1位となっている。また、3位にはイチロー外野手がランクインしている。

 ジャッジは1点リードの3回に49号2ランを放つと、6-3と3点リードで迎えた7回には50号ソロをマーク。この日は4打数2安打3打点の活躍だった。MLB公式サイトがヤンキース史上、ベーブ・ルース、ミッキー・マントル、ロジャー・マリス、アレックス・ロドリゲスに続く1シーズン50本塁打となったことを伝えるなど、米国内でもその偉業を称える声が上がった。

 そんな中、ESPNは「MLB史における歴代ルーキーの活躍の中で、アーロン・ジャッジは何位になる?」との見出しで、歴代のルーキーをランク付けする緊急投票を実施。日本時間26日18時時点でジャッジは2300票を集めてトップとなっている。

 また、2位にはマイク・トラウト(エンゼルス)が1100票でランクイン。トラウトはメジャー2年目の2012年にレギュラーをつかみ、139試合で559打数182安打、打率.326、30本塁打、83打点、49盗塁で盗塁王、新人王を獲得した。

 そして3位に入ったのは2001年にマリナーズでメジャーデビューを果たしたイチローで、745票を集めている。オリックスから移籍した日本人外野手は鮮烈なデビューを飾り、初年度に157試合で692打数242安打、打率.350、8本塁打、69打点、56盗塁をマーク。打率、盗塁はリーグトップで、ゴールドグラブ賞に加え、MLB史上2人目となる新人王とMVPのダブル受賞を果たした。

 ESPNは「ジャッジと肩を並べる活躍を過去に残した存在は、一握りしかいない。トラウトの2012年の活躍は、近年ではもっとも素晴らしいものであっただろう。2001年には、日本で9年のキャリアを経てからやってきたイチローが.350、242安打を記録し、MVPと新人王を獲得した。同じ年には、プホルスが.329、37本塁打、130打点という信じられない成績を残した」と、歴代の新人王の中でも際立った成績を残した選手たちを紹介している。

 以下が26日18時時点の投票状況となっている。

1位アーロン・ジャッジ(2017年、ヤンキース)2300票
2位マイク・トラウト(2012年、エンゼルス)1100票
3位イチロー(2001年、マリナーズ)745票
4位ジョー・ジャクソン(1911年、クリーブランド・ナップス)551票
5位テッド・ウィリアムズ(1939年、レッドソックス)441票
6位アルバート・プホルス(2001年、カージナルス)376票
7位フレッド・リン(1975年、レッドソックス)289票
8位マーク・マグワイア(1987年、アスレチックス)224票
9位ディック・アレン(1964年、フィリーズ)195票

(Full-Count編集部)

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