女房役絶賛、ダルビッシュのスライダーは「打てない」「4球種全てえげつない」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

シーズン終盤で状態上向き、捕手グランダルは“宝刀“に脱帽「あのスライダーは打てない」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)の本拠地パドレス戦で今季10勝目(12敗)を挙げた。7回2安打1失点の好投。2014年以来3年ぶり4度目の2桁勝利を達成した右腕について、女房役のヤスマニ・グランダル捕手は「あのスライダーは打てない」と“宝刀”を絶賛している。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」が報じた。

 快投で10勝目を掴み取ったダルビッシュ。この日は、決め球のスライダーが輝きを放った。

 1回2死走者なしで3番マイヤーズをカウント2-2から5球目の84.4マイル(約135.9キロ)のスライダーで空振り三振を奪うと勢いに乗った。2回もレンフロをスライダーで三振を奪うなど、要所で魔球は唸りを上げた。

「あのスライダーは打てない。カットボール、スライダー、カーブも交えて変化球も織り交ぜ続けた。ファストボール(速球)もすごく動いていた。彼のフォーシーム(直球)も素晴らしいボールに見えた。今日はチェンジアップを一度も投げなかった。本当に必要なかったと思うよ」

 記事によると、グランダルはこう絶賛したという。ボールのキレのみならず、制球もこの日は安定していた。女房役は記事の中で「彼はどんどんストライクを投げている。彼の4種類のボールは全てえげつなかった。それがストライクゾーンに決まるんだよ」とも話している。

 この日の勝利で、今季の成績は10勝12敗、防御率3.86となったダルビッシュ。魔球スライダーのみならず、速球やその他の変化球のキレ、そして制球も抜群となれば、プレーオフ(PO)も無双モードに突入するかもしれない。

(Full-Count編集部)

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