MLBオーナーがマーリンズ球団売却を満場一致可決、来週手続き完了と米報道

デレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
デレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

ローリア氏「シャーマン、ジーター両氏以上の適任はいない」

 27日(日本時間28日)にMLBオーナー会議が開催され、マーリンズをブルース・シャーマン氏とデレク・ジーター氏が率いる投資家グループに売却することが、満場一致で可決された。MLB公式サイト他、複数の米メディアが伝えている。

電話会議で行われたという投票で、ジェフ・ローリア現オーナーから新オーナーへの球団譲渡が認められた。売却額は1億2000万ドル(約135億3700万円)で、最終的な手続きは10月2日(同3日)にも完了する見込みだという。

 MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は「ローリア氏と(球団社長の)サムソン氏の前途を祝したい」と2003年ワールドシリーズ優勝、今季オールスターゲーム開催、野球の国際化に尽力したことを称賛。続けてシャーマン氏にマーリンズ新オーナー就任を祝い、「ジーター氏が、選手としての卓越したキャリアに続き、オーナー、CEOに就任することを楽しみにしている」と話した。

 地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版によると、新オーナーとなった投資家グループ内で、46パーセントの持ち分があるシャーマン氏が代表となり、4パーセントの持ち分があるジーター氏がビジネス面とベースボールオペレーション面の責任者となるという。

 2002年にマーリンズのオーナーとなったローリア氏は、オーナー会議での売却可決を受けてコメントを発表。「マーリンズのオーナーとなったことは、私の人生における栄誉の1つ。この間にとてつもない献身を捧げてくれた選手、コーチ、従業員に感謝したい。また、情熱と献身を持って一緒にチームを作り上げてくれた忠実なファンの皆さんにも心から感謝申し上げたい」とした。さらに、新オーナーに関して「次の世代にバトンを渡し、チームを次のレベルに高めたい。そのためには、シャーマン、ジーター両氏以上の適任はいないと思った。彼らは新の野球人であり、新のジェントルマン。マーリンズを次の高みに引き上げてくれると信じている」と期待を語った。

 新オーナーに移行後、マーリンズがどんなチーム立て直し策を図るのか。今オフの大きな注目点となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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