今季退任メッツ・コリンズ監督が球団残留希望「引退するつもりない」

オリックスでも監督を務めたメッツのテリー・コリンズ【写真:Getty Images】
オリックスでも監督を務めたメッツのテリー・コリンズ【写真:Getty Images】

先乗りスカウト以外は「何でもする」

 メッツのテリー・コリンズ監督は、今季終了後の退任を発表しているが、来季以降もメッツに残留することを希望しているという。米メディア「ノースジャージー.com」が伝えている。

 かつては日本でオリックスを率いたコリンズ監督は、2011年からメッツ監督に就任し、2015年にはリーグ優勝を果たし、ワールドシリーズへ進出した。昨季はワイルドカードでプレーオフに進出したが、今季は27日終了現在、69勝90敗で地区4位と大きく負け越した。

 任期満了に伴い、今季終了後に現職を退任するが、球界から引退するつもりはなく、可能であればメッツに何らかの形で残留したいそうだ。記事によれば、コリンズ監督は「常日頃から70歳まで働きたいと思っていた。まだ2年ある」「家に帰って釣りに興じる日々は送らない。ここに残るかどうか、それは分からない。でも、何かはするつもりだ」と話し、監督職ではなくとも球界にとどまる意向を示したという。

 メッツ首脳陣とは、シーズン終了後に今後についての話し合いが持たれる模様。コリンズ監督はこれまでマイナーリーグでの監督や強化担当などを歴任した。それだけに「自分は野球人間だ。またマイナーに行くことも厭わない」と、どんな役目でも請け負うとしたが、1つだけ2度とやりたくないのが「先乗りスカウト」だという。「唯一好きになれなかった」先乗りスカウト以外であれば、チーム改善のためにどんな職でもやり遂げるとしたそうだ。

 27日(同28日)本拠地最終戦を白星で飾ったコリンズ監督。来季はどんな形で球界に残るのだろうか。

(Full-Count編集部)

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