田中将大の圧巻13勝目をNYメディア絶賛「エース」「15Kで制圧」「光り輝く」

ブルージェイズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ブルージェイズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

5回2死までパーフェクト投球、散発3安打&無四球で7回零封

 ヤンキース田中将大投手が29日(日本時間30日)、本拠地ブルージェイズ戦で圧巻投球を披露した。7回を投げて3安打無四球無失点。メジャー自己最多記録を塗り替える15奪三振は、ナショナルズのストラスバーグに並ぶ今季メジャー最多タイ。スプリットとスライダーを駆使しながら、相手先発野手全員から三振を記録して13勝目(12敗)を挙げた。今季レギュラーシーズン最終登板で見せた快投を、地元NYメディアは「エースの投球」「15Kで制圧」と速報で伝えた。

 相手を寄せ付けない投球だった。初回を3者連続空振り三振とすると、5回2死までパーフェクト投球。カレラの二塁内野安打に大記録達成を阻まれたものの、散発の3安打、毎回奪三振の15Kで、文字通りブルージェイズ打線を封じた。
 
 地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版は「タナカが15Kで制圧、ヤンキースにア・リーグ東地区優勝の望みをつなぐ」と題した記事を速報。ヤンキースはこの日負ければ地区優勝が消滅したが、日本人右腕の快投で大逆転優勝の芽を残したことを伝えた。同じく地元紙「ニューズデイ」電子版では「マサヒロ・タナカがエースの投球で、ヤンキースがジェイズを零封」と速報。地元紙「ザ・レコード」電子版では「今季最終登板でタナカが光り輝くパフォーマンス」と絶賛した。

 今季は開幕当初からパフォーマンスが安定せず、好不調の波が激しかった田中は、一時プレーオフの先発ローテ入りが危ぶまれる声も聞かれたが、レギュラーシーズン最終登板で個性を存分に発揮した快投を披露した。

(Full-Count編集部)

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