運も実力のうち!? NPB通算メモリアル弾達成者10人で本塁打王は1人だけ

球団別では巨人が1位、2位には創設が14年遅い西武

 球団別の本塁打数を見てみよう。球団ごとにHR/G(1試合当たりの本塁打数)と、球団最多本塁打も併記した。

10002本 巨人(10326試合0.969HR/G) 王貞治868本
8785本 西武(9153試合0.960HR/G) 中村剛也356本
8573本 中日(10335試合0.830HR/G) 宇野勝334本
8431本 ソフトバンク(10179試合0.828HR/G) 野村克也645本
8241本 オリックス(10341試合0.797HR/G) 長池徳二338本
8103本 広島(9105試合0.890HR/G) 山本浩二536本
7845本 阪神(10351試合0.758HR/G) 掛布雅之349本
7823本 日本ハム(9616試合0.834HR/G) 張本勲414本
7679本 ヤクルト(9104試合0.843HR/G) 池山隆寛304本
7572本 ロッテ(9139試合0.829HR/G) 有藤通世348本
7506本 DeNA(9104試合0.824HR/G) 松原誠330本
6540本 近鉄(7252試合0.902HR/G) 中村紀洋307本
1162本 楽天(1843試合0.630HR/G) 山崎武司191本
(注)大映、松竹など現存しないチームから1741本が生まれている。

 通算本塁打1位は、9月26日に通算1万本を記録した巨人。NPBの総本塁打数のちょうど1割を打っている。HR/Gも1位。チームの本塁打数1位の王貞治は、NPB全本塁打数の0.87%を1人で打っている。

 2位は西武。1950年に球団創設と、1位の巨人より14年も後発だが、本塁打数は2位、HR/Gも2位だ。西武の最多本塁打は、長年329本塁打の清原和博だったが、昨年終盤に中村剛也が抜いた。

 NPBの年間本塁打数は1500本前後で推移している。このペースで行けば2024年ころに11万本に達する予想される。

 果たして誰が11万本目のテープを切るだろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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