日ハム、来春はDバックス施設でキャンプ ホール社長「もっと関係を密に」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

Dバックスが2月1~14日に実施と発表、球団社長も歓迎「本当に嬉しいこと」

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスは2日(日本時間3日)、V奪回を狙う日本ハムが来年の春季キャンプを同球団のキャンプ地、ソルト・リバー・フィールズ(アリゾナ州スコッツデール)で行うと発表した。2月1~14日の2週間の予定で、デリック・ホール球団社長は「日本ハムとの関係をもっと密にしていきたい」と語っている。

「日本ハムがソルト・リバー・フィールズに来てくれることになりました。本当に嬉しいことです。日本ハムは素晴らしい球団で、最高のスタッフがたくさんいます。これから我が球団も日本ハムとの関係をもっと密にしていきたいと思っています」

 4日(同3日)にロッキーズとのワイルドカードゲームを控えるホール社長は、本拠地チェイス・フィールドでこう語った。

 ホール社長は米国野球殿堂入り投手のランディ・ジョンソン氏らとともに2015年8月に来日。選手のスカウティングに加え、日ハムへのキャンプ地の誘致などの活動を行っていた。今年まではパドレスのキャンプ地、アリゾナ州ピオリアでトレーニングを行っていた日本ハムだが、来年はソルト・リバー・フィールズでシーズンへの準備を勧めることが決まった。

 雄大なキャメルバックマウンテンを望むソルト・リバー・フィールズは、2011年に総工費1億ドル(約112億円)の巨費を投じて建設された最新鋭施設。1万1000人収容のスタジアムの左翼にはダイヤモンドバックス、右翼にはロッキーズの各7900平米の超豪華クラブハウスが併設され、それぞれフィールド6面の練習場を兼備している。

 日本ハムは左翼部分のダイヤモンドバックスのクラブハウスなどを使うことになる。3年連続負け越しから、今季は93勝69敗という好成績でワイルドカード進出を決めたダイヤモンドバックス。2001年以来となるワールドシリーズ制覇を目指す同球団の勢いに、日本ハムもあやかることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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