元女房役がダルビッシュにエール、Dバックス強打線にも「大丈夫に決まってる」
ルクロイ所属のロッキーズは敗退「彼と対戦できないことは心残り」
ロッキーズは4日(日本時間5日)のワイルドカードゲームでダイヤモンドバックスと敵地で対戦。乱打戦の末に8-11で敗退した。
チームメートが別れの抱擁を次々に交わすロッカールームで、ジョナサン・ルクロイ捕手は悔しさをにじませた。
「一発勝負のプレーオフではどんなことも起こりうる。今夜は間違いなく相手の方がいいチームだった。もっと勝ち上がりたかった。でもこれが現実だ。ワイルドカードは全部クレイジーな試合だ。一発勝負のプレーオフはクレイジーな試合になるんだよ。本当にやっていてしんどいんだ。何が起こるか予測不能なのだから」
ロッキーズの一員として最後になるかもしれない大一番で、ルクロイはバットでも貢献した。3打数2安打1打点1四球という結果を残したが、それでも勝てなかった。Dバックスは5番手で登板した右腕ブラッドリーが2点タイムリー三塁打を放つなど、衝撃の展開でロッキーズを突き放した。ポストシーズンでの投手の三塁打は2003年以来の快挙だった。
この日の惜敗で、かつての恋人とプレーオフで相見えるチャンスを失った。ルクロイは「ドジャースと戦えることができれば、旧友に会えたんじゃないか? ダルビッシュだろ。確かに。彼と対戦できないことは心残りだ。だが、ダイヤモンドバックスとドジャースがいいマッチアップになると思うよ」とも話した。
今季のトレード期限前にトレードでロッキーズにやってきたルクロイは、レンジャーズではダルビッシュの女房役を務めた。ロッキーズがDバックスを破ることさえできれば、かつてバッテリーを組んだ相手と、レギュラーシーズンではなくてプレーオフの舞台で対戦できたはずだった。