前田健太の快投にツイッター上ではファンが称賛と“不服”「なぜ下げた?」

今季地区シリーズに初登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
今季地区シリーズに初登板したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

PO初白星の前田には称賛の嵐、ロバーツ采配には不服の声

 ドジャースの前田健太投手が7日(日本時間8日)、ナ・リーグ地区シリーズ第2戦、本拠地でのダイヤモンドバックス戦で登板し、打者3人を9球で斬る完璧救援を見せた。1イニングを無安打2奪三振無失点とすると、自身初となるプレーオフ白星を獲得。チームの2連勝に大きく貢献した。

 圧巻の回またぎ救援を見せた前田は、本来は先発だけにロングリリーフもできるが、ロバーツ監督は3アウトでの交代を決断。ファンはツイッター上で日本人右腕を「エース・リリーバー」などと賞賛する一方、ロバーツ監督の決断に不服を唱えた。

 1点リードの5回1死からマウンドに上がった前田は、1人目のポロックを3球で空振り三振。続くゴールドシュミットを遊ゴロに仕留めると、再び登板した6回には先頭マルティネスを空振り三振に斬った。続投かと思われたが、ロバーツ監督は4番手ワトソンを投入。前田は満員のドジャースタジアムでスタンディングオベーションを浴びながらベンチへ戻ったが、その時、ツイッター上では前田への称賛とロバーツ采配への怒りが乱れ飛んだ。

「ケンタ・マエダ。エース・リリーバー」
「ケンタ・マエダ、ポストシーズンの勝負強い救援だ」
「ブルペンから出てきたマエダは素晴らしかった」
「マエダは私のお気に入りのスポーツマン」
「マジか。マエダはアリゾナの猛攻をシャットダウンしている」
「ケンタ、三振に斬り取ってくれてありがとう」
「ケンタ・マエダはセルジオ・ロモのような仕事ぶり。スライダーと95マイル(約153キロ)のゾーンに決まる速球は美しい」

 こういった前田の力投を称える声が聞こえる一方、ロバーツ采配に激怒する意見も飛び交った。

「なぜ三振の後にマエダを下げたの? 彼は凄い仕事をしていたじゃない」
「なぜケンタが今夜10球制限だったのか、いまだに理解できずに座っている」
「なぜドジャースがなぜマエダを下げたのか、誰か私に教えてくれ」
「ドジャース、なぜマエダがスーパーなピッチングをしているのに下げた? 今、混乱している。彼の降板は判断ミスだ」

 後続のワトソンが2失点したことから、前田交代に対するファンのフラストレーションは沸騰していた。

 結局、チームは2連勝を飾ったため、ファンの怒りは収まったはず。だが、数多くのファンが賞賛し、わずか9球での降板に不満の声が出るほど、“リリーバー”前田のパフォーマンスは光り輝くものだったと言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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