CY賞プライス、勝利呼び込む熱投、不慣れな中継ぎで闘志溢れる57球

レッドソックスのデビッド・プライス【写真:Getty Images】
レッドソックスのデビッド・プライス【写真:Getty Images】

崖っぷちのレッドソックス、本拠地で起死回生の逆転勝利

 敵地で2連敗を喫して後がなくなったレッドソックスが本拠地に戻り、活気を取り戻した。8日(日本時間9日)に本拠地で行われたアストロズとのア・リーグ地区シリーズ第3戦で打線がつながり、10-3で逆転勝利。1勝2敗として望みをつないだ。

 20歳の新人デバースが3回に逆転2ランを放つなど15安打で10得点を奪う快勝。ファレル監督が「流れを変える一打だった。攻撃陣にとって良い一日」と振り返ったように、3戦目で打線が目覚めたのは好材料。そんな中で、サイ・ヤング賞投手の力投がチームに勇気を与えた。

 レッドソックスは3回に1点をリードすると、4回から本来は先発のプライスを中継ぎとしてマウンドへ送った。シーズン終盤に故障者リストから復帰し、ポストシーズンではリリーフで起用されている左腕は、2戦目まで計16点を奪ったアストロズ打線を7回まで無失点に抑え、試合の主導権を渡さなかった。7回に最後の打者を三振に仕留めると、雄たけびを上げてマウンドを降りた。

 故障明け最多の57球を投げた左腕は「どんな形でもチームに貢献したかった。ポストシーズンで無失点に抑えられたことは、先発でも中継ぎでも大きいことに変わりはない。俺たちは2年連続ア・リーグ地区を制している。いいチームなんだ」と、語気を強めた。ファレル監督が「勝利に導いてくれた」と勝因にあげると、4安打3打点の活躍を見せたラミレスも「いつもマウンドで全力を尽くしてくれる。彼が試合を作ってくれたお陰で追加点を奪う機会が生まれた」と信頼を寄せた。

 2日前に2回2/3を投げていた左腕は、試合前、ファレル監督に登板を志願。「80球ほど投げられる」とロングリリーフでいく覚悟を決めていたという。ファレル監督は第4戦でエース左腕セールを救援で起用する可能性も示唆しており、第5戦に進めば再びプライスがマウンドに上がる可能性もある。

 レイズに所属した2008年にもポストシーズンでリリーフの経験があるプライスは「先発でも中継ぎでもやることは変わらない。監督に言われればセンターだって守る。チームの勝利にどんな形でも良いので貢献したい」と言い切る。ベテランは闘志溢れる投球と熱い言葉で、土俵際に追い込まれたチームを鼓舞した。

(Full-Count編集部)

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