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予算を抑えて勝てるチームに…NY名物記者がヤンキースに大谷獲得を再進言

プレーオフが始まったメジャーでは、連日手に汗握る熱戦が繰り広げられているが、同時に来季に向けてのチーム作りも始まっている。

日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】
日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】

キャッシュマンGM「ぜいたく税超過のペナルティを払わないチーム作り模索」

 プレーオフが始まったメジャーでは、連日手に汗握る熱戦が繰り広げられているが、同時に来季に向けてのチーム作りも始まっている。多くのメディアが各球団の補強ポイントを分析する記事を掲載している。その中で頻繁に登場するのが、今オフにもポスティング制度を利用してメジャー移籍すると噂される日本ハム大谷翔平投手の名前だ。ヤンキースの地元紙「NYポスト」電子版では、名物記者が改めて名門球団に日本が誇る”二刀流”の獲得を進言した。

 大谷は投打にわたり日本でトップクラスの逸材。これまでならば、ポスティングシステムを利用した場合、契約には100億円を超える高額資金が必要とされていた。だが、昨年12月に施行されたMLBの新労使協定により、25歳未満の海外選手と契約する場合は、各球団に割り当てられた限度額内でやり繰りをしなければならなくなった。現在23歳の大谷も、このルールの対象となるため、ポスティング費用の上限2000万ドル(約22億5100万円)に加え、最大でも1000万ドル(約11億2500万円)を超えない契約金とマイナー契約を用意すればよく、予算の少ない地方球団でも獲得が可能だとされる。 

 ヤンキースはキャッシュマンGMが自ら来日し、大谷の先発試合を視察するなど、獲得意思を隠さないが、地元紙「NYポスト」でコラムニストを務める名物記者ジョエル・シャーマン氏は、ヤンキースが来季追い求める2つの目標を達成するには「オオタニは理想のフィット」だと、改めて獲得のススメを説いた。 

 名門球団が目指すのは「優勝を狙えるチーム作り」と「ぜいたく税を払わないチーム作り」の同時実現だ。メジャーでは年々、年俸総額の基準額を超え、ぜいたく税を支払うチームに対するペナルティが厳しくなっている。さらに1度ならず2度3度と繰り返す常習犯には手厳しく、基準額を超えた翌年の上限はかなり抑え込まれる。だが、記事によれば、一度でも基準額以内にまとめられれば履歴はクリアされるという。メジャーでは2018年オフにはハーパー、マチャド、カーショーらFA目玉選手が出揃う予定で、ヤンキースはその前、つまり今オフはぜいたく税を支払わなくても済むチーム作りを進め、来季に備えたいのだという。 

 予算は低く、でも優勝を目指す戦力となる人物。これに当てはまるのが大谷だ。しかも、打者としても投手としても戦力になりうるのだから、尚更いい。シャーマン記者が改めて推すのも無理はないだろう。 

 メジャー移籍を表明する前から、すでに引っ張りだこの大谷。正式に表明した時には、一体何チームが獲得意志を示すのか。その動向から目が離せない。 

(Full-Count編集部)

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