ヤンキース突破、田中将大の快投から“劇変”も「自分でそれ言ったらダサい」

「これまでと違って自分が少なくても貢献できたんで、その点が一番嬉しい」

 第1戦は0-4で完敗。第2戦は5点差を逆転される悪夢の敗戦で、崖っぷちに追い込まれた。ジラルディ監督の采配や、試合の重要な局面でチャレンジをしなかった判断に批判が集まるなど流れは最悪で、ヤンキースの逆転を信じる声はほとんどなかった。しかし、田中の快投が劇的に流れを変えた。

 もっとも、本人は「たまたまですよ」と話し、「それは分からないですよ。周りの人が判断してください。仮に自分でそれ言ったとしてもダサいっしょ」と笑顔。「これまでと違って自分が少なくても貢献できたんで、その点が一番嬉しいですね」と次のステージに駒を進めたことを素直に喜んだ。
 
 13日(同14日)に開幕するリーグ優勝決定シリーズでは、敵地ヒューストンで行われる第1戦か第2戦で先発する見込み。救援待機したことなどもあり、調整に難しさはあるものの、「負けたら終わりなんで、その先のスケジュールまでは決められないので。まあそれは、どうにでも。今後はまた監督・コーチと話をして、登板から逆算してスケジュール決めていくと思います」と平然と話した。

「もう、自分たちはワイルドカードからやってますし、(レギュラシーズンで)自分たちより勝ってるチームしかいないので」

 ワイルドカードから一気に史上最多28度目の世界一へ。名門球団が確実に大きな流れに乗っている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY