パ・リーグ今季新人王の行方は…投打に逸材揃うも大本命の西武源田が圧倒

投手は先発の山岡、石川、救援は近藤、黒木らが奮闘

○投手(今季20イニング以上)

山岡泰輔(オ)24試8勝11敗0S0H149.1回 133K 率3.74
石川柊太(ソ)34試8勝3敗0S1H 98.1回 99K 率3.29
佐々木千隼(日)15試4勝7敗0S0H 85.1回 59K 率4.22
酒居知史(日)19試5勝1敗0S1H 74.2回 48K 率3.13
松本裕樹(ソ)15試2勝4敗0S0H 58.1回 43K 率4.78
近藤大亮(オ)55試1勝1敗1S25H 55.2回 71K 率3.07
黒木優太(オ)55試6勝3敗2S25H 53.1回 62K 率4.22
有吉優樹(日)53試2勝5敗1S16H 53.1回 27K 率2.87
石川直也(日)37試0勝1敗0S7H 49.2回 51K 率4.35
平井克典(西)42試2勝0敗0S4H 45回 42K 率2.4
高梨雄平(楽)46試1勝0敗0S14H 43.2回 48K 率1.03
藤平尚真(楽)8試3勝4敗0S0H 43.1回 44K 率2.28
小林慶祐(オ)35試2勝1敗0S1H 40.2回 46K 率3.98
森原康平(楽)42試2勝4敗0S13H 39.1回 21K 率4.81
公文克彦(日)41試3勝0敗0S3H 36.2回 33K 率2.7
野田昇吾(西)38試1勝0敗0S1H 36.1回 26K 率1.98
上原健太(日)9試1勝5敗0S0H 34.2回 29K 率6.23
菅原秀(楽)29試1勝0敗0S1H 28.2回 26K 率5.02
大山暁史(オ)32試1勝0敗0S 6H 26回 30K 率3.46
古川侑利(楽)5試0勝2敗0S0H 26回 15K 率4.15
玉井大翔(日)24試1勝2敗0S1H 24.1回 12K 率2.59
山本由伸(オ)5試1勝1敗0S0H 23.2回 20K 率5.32
吉田侑樹(日)5試2勝2敗0S0H 23.2回 9K 率5.32

 オリックスの山岡は規定投球回数に達して8勝11敗。4月13日に初登板、初勝利は7試合目と遅かったが、シーズンを通してほぼローテを維持した。

 ソフトバンクの石川は、当初は救援だったが5月31日に初先発。8月に再び救援に戻ったが、再び先発に復帰。彼もシーズンを通して働いた。

 ロッテの佐々木は外れ1位ながら5球団から指名を受けた有望選手だった。4月6日に初登板初勝利を飾ったが、以後なかなか勝ち星が上がらず。しかし、9月に2勝を挙げ、来季に希望をつないだ。

 救援投手では、オリックスの近藤が55試合に登板して25ホールド、後半はセットアッパーとして活躍した。チームメイトの黒木も25ホールドだが、こちらは前半戦の活躍が目立った。

 こうしてみると、投手陣も決して不作ではなかったが、総合的には全試合出場した西武の源田壮亮に肩を並べる選手はいなそうだ。

 パ・リーグの新人王は、限りなく“源田で決まり”と言っても良さそうだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY