敵地・福岡は楽天有利!? 数字で占うCSファイナルステージ第2戦の行方

予告先発2投手の対戦成績は…

【10月19日の予告先発 今季のレギュラーシーズンの対戦成績】
○福岡ソフトバンク:千賀投手
対楽天 5試合(29回2/3)2勝2敗、19失点、防御率5.76
○楽天:辛島投手
対福岡ソフトバンク 2試合(12回)0勝2敗、4失点、防御率3.00

 千賀投手は楽天と相性が良いとは言えない。他のパ・リーグのチームとの対戦成績を見ると、全て防御率2.50以下に抑えているため、最も楽天を苦手としている。9月25日の楽天戦では6回7失点と大乱調。クライマックスシリーズファイナルステージという大舞台で、その借りを返したい。

 反対に辛島投手は、福岡ソフトバンクとの相性は悪くはないものの、勝ち星がついてきていない。塩見投手の好投と一発攻勢で引き寄せた良い流れを継いで、王者・福岡ソフトバンクに向かっていきたい。

【対千賀投手のキーマン】
○銀次選手:13打数4安打 打率.308
○聖澤選手:10打数4安打 打率.400

【対辛島投手のキーマン】
○川島選手:5打数3安打 打率.600

 千賀投手に相性の良い楽天の打者は銀次選手と聖澤選手。どちらも勝負強い左打者で、千賀投手は初戦のような「一発」を浴びたときのダメージを軽減するためにも、この2選手には注意を払いたい。福岡ソフトバンク打線と辛島投手の対戦機会は多くないが、川島選手が5打数3安打。今季の対左投手の打率は.297を誇り、「左キラー」としての働きが期待される。

 クライマックスシリーズファイナルステージ初戦は、ヤフオクドームにおける相性の良さを発揮した楽天が、福岡ソフトバンクとの僅差のゲームを制した。しかし、リーグ王者の福岡ソフトバンクに与えられる1勝のアドバンテージは、未だ大きくのしかかる。ファーストステージでこれまでのデータを覆した楽天が勢いを維持するのか。福岡ソフトバンクが王者の意地を見せるのか。19日の第2戦も見応えのある戦いが展開されることだろう。

【動画】ソフトバンク川島の先制タイムリーツーベース

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