WS進出の立役者、救援・前田健太に賛辞やまず「神のよう」「完全に現実離れ」

また完璧救援でPSは打者15人連続アウト、地元ファンから絶賛の嵐

　ドジャース前田健太投手が19日（日本時間20日）、敵地での敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦で2番手として登板し、わずか10球で3者凡退とする完璧救援を披露した。ポストシーズンでリリーバーに配置転向後、5試合で打者15人を完璧に打ち取っている日本人右腕に地元ファンも大興奮。「完全に現実離れ」「謙虚な英雄」「凄まじいディファレンスメーカー」と称賛の声を送っている。試合は11-1でドジャースが勝利。シリーズ4勝1敗でカブスを下し、1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。

　9-1と大量リードで迎えた7回。先発カーショーからマウンドを引き継いだ前田は圧巻の10球で超満員の敵地リグレー・フィールドに絶望的な空気をもたらした。

　先頭コントレラスはカウント1-2から4球目の時速94マイル（約151キロ）の速球で空振り三振。続くラッセルは初球で中飛に打ち取ると、最後はバエスを5球目の94マイル速球で見逃し三振に仕留めた。マウンド上で躍動しながら雄叫びをあげた前田。一方、手が出なかったバエスは切れ味抜群のボールがミットに収まった後に、無念の表情で空振りした。

　前日と同じ右打者3人をわずか10球でなで斬りにする完璧救援。今季ポストシーズンでは打者15人相手にわずか46球でパーフェクトピッチングを続けている。ドジャースファンはツイッター上で前田の凄まじい活躍を称賛している。