ソフトBがCS初勝利、2勝2敗のタイに 中村晃が値千金決勝弾&内川3戦連発

3回に本塁打を放ったソフトバンク・内川【写真:(C)PLM】
3回に本塁打を放ったソフトバンク・内川【写真:(C)PLM】

和田と則本が炎上する展開も…終盤8回の貴重な一発でようやく1勝

 ソフトバンクは20日、本拠地で行われたクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ第3戦で楽天に7-5で勝利し、2勝2敗(アドバンテージの1勝含む)のタイとした。2連敗で迎えた一戦は、則本と和田の両先発が大量失点する意外な展開に。8回に中村晃が勝ち越し2ランを放ち、シーソーゲームに決着をつけた。リーグ王者がついに1勝を挙げ、五分に戻した。

 先制したのは、この日も楽天だった。初回、和田から2死一、二塁のチャンスを作ると、島内がセンター前にぽとりと落ちるタイムリー。3試合連続で先制点を奪った。

 すると、その裏にソフトバンクは則本を攻め、デスパイネ、松田のタイムリーで逆転に成功。だが、楽天は直後の2回に再びチャンスを作り、茂木と藤田のタイムリーで逆転した。

 3回にまたもゲームを動く。先頭・城所の二塁打、デスパイネの四球で好機を作ったソフトバンクは、4番内川が3試合連続本塁打。則本から序盤で5点をもぎ取り、再々逆転に成功した。

 ただ、楽天も5回にアマダーが左中間に2ラン。こちらも和田から5点を奪い、同点に追いついた。

 その後、楽天は立ち直った則本が好投。一方のソフトバンクは継投で無失点に抑えていく。試合が動いたのは8回。楽天の2番手・福山から中村晃がライトへ値千金の2ラン。ついに勝ち越した。

 9回は絶対守護神サファテが締めて勝利。3試合目で初勝利を挙げ、2勝2敗のタイに戻した。

(Full-Count編集部)

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