起死回生を狙う楽天は“ポストシーズン男”美馬が先発「普通にやるのが一番」

楽天・美馬学【写真:荒川祐史】
楽天・美馬学【写真:荒川祐史】

2013年にはファイナルステージ第3戦で“プロ初完封勝利”

 楽天が、ポストシーズン男で、逆王手をかけにかかる。22日、ヤフオクドームで行われるクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦。2勝3敗とソフトバンクに王手をかけられ、崖っぷちに立たされた楽天は美馬学投手が先発のマウンドに上がる。

 2勝2敗で迎えた第4戦前に、キャッチボールなどで調整を行なった右腕。16日のファーストステージ第3戦でも好投し「前回は5回を投げきれなかったですけど、状態はいいので、そこそこ投げられるかなと思います」と話した。

 楽天が日本一に輝いた2013年のポストシーズン。美馬は、田中将大(現ヤンキース)に勝るとも劣らない活躍を見せた。シーズンでは6勝止まりだったが、ロッテとのファイナルステージ第3戦に先発し“プロ初完封勝利”。巨人との日本シリーズでは第3戦、第7戦と2試合に先発し、2勝を挙げてMVPに輝いている。2013年の再現に向け「普通にやるのが一番かなと思います。もともと背負って投げるのが苦手なんで」と飄々と語っていた。

「デスパイネ、内川さんが打つと乗るので、ランナーを溜めて打たれないようにしたい」とソフトバンク打線の警戒すべき点を挙げていた美馬。楽天は、右腕のピッチングで、崖っぷちで踏みとどまれるか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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