驚異の粘り、前田好投も…ドジャースPS本拠地初黒星 1勝1敗でダルが第3戦先発へ

アストロズ打線相手に好リリーフをみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
アストロズ打線相手に好リリーフをみせたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

PSでの本拠地連勝「5」で止まる、最強守護神がリード守れず痛恨の逆転負け

 ドジャースは25日(日本時間26日)、本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ(WS)第2戦に6-7で痛恨の敗戦。絶対的守護神のケンリー・ジャンセンが9回に同点弾を浴びるまさかの敗戦で、1勝1敗で敵地へ乗り込むことになった。

 先発起用されたピーダーソンが5回に同点弾、WSからロースター入りしたシーガーが6回に勝ち越し弾と相手先発バーランダーを攻略。日本人5人目のWS登板となった前田健太投手は、1点ビハインドから1回1/3を1安打無失点に抑え、同点弾を呼びこむ快投を見せた。しかし、9回に守護神ジャンセンが同点弾を浴びるまさかの展開。延長10回にフィールズがアルトゥーベ、コレアに2者連続弾を浴びながら、その裏に同点に追いつく驚異の粘りを見せるも、最後は11回にマッカーシーがスプリンガーに決勝弾を浴び、本拠地ではPS6試合目で初黒星を喫した。

 ドジャースは先発ヒルが2回に1点を先制され、打線はアストロズ先発バーランダーの前に4回まで無安打無失点と沈黙。しかし、1点ビハインドの5回に登場した2番手の前田は1番スプリンガーから始まる打線を14球で3者凡退に仕留める快投を見せ、流れを変えた。

 すると、直後の5回裏の攻撃でピーダーソンが同点ソロ弾。続く6回もマウンドに上がった前田は、先頭コレアに左翼へ6試合目にしてPS初ヒットを運ばれたが、続く元DeNAグリエルを補邪飛に打ち取り降板。3番手ワトソンがマキャンを三ゴロ併殺に仕留めたため、前田は1回1/3を抑え、PS無失点記録を6回1/3に伸ばした。

 試合の流れを引き寄せたドジャースは、6回2死からテイラーが四球で出塁すると、続くシーガーが左翼席最前列に運ぶ2ラン。2点勝ち越しに成功した。

 その後は、PS無失点を継続していた救援陣で逃げ切るかと思われたが、モローが8回先頭のブレグマンの右翼線二塁打を許し降板。ここで守護神ジャンセンを投入するも、1死二塁からコレアに適時を浴び、盤石だった2人で1点を返される。さらに、勝利が目前に迫った9回にジャンセンがゴンザレスに同点ソロを被弾。最強守護神がまさかの一発を許すと、延長10回にはフィールズがアルトゥーベ、コレアに2者連続弾を浴びた。

 その裏、ドジャースはプイグがソロ弾、ヘルナンデスが同点打と驚異的な粘りを見せる。しかし、サヨナラはならず、11回にマッカーシーがスプリンガーに勝ち越し2ランを浴びる。その裏、2死からカルバーソンがソロ弾を放つも、最後はプイグが倒れてPSでの本拠地連勝は「5」で止まった。痛恨の敗戦を喫し、1勝1敗でダルビッシュ有投手が先発する27日(同28日)の第3戦から敵地ヒューストンへ乗り込む。

(Full-Count編集部)

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