清宮活躍の可能性大!? 過去5球団以上の競合選手に見る活躍の傾向は?

岡田、清原、福留はいずれも1500安打、200本塁打以上を記録

 13人いるが、2人が入団を拒否している。このほかに、1988年には、投手の岡幸俊(高知商)が2位で5球団が指名し、ヤクルトに入団。岡は23試合0勝1敗 防御率4.65だった。また2016年は、外れ1位で投手の佐々木千隼(桜美林大)を5球団が指名し、ロッテに入団している。佐々木は新人の今年、15試合4勝7敗、防御率4.22だった。

 野茂英雄、福留孝介の2人はMLBでもプレーし、ともにオールスターゲームに出場している。

 5球団以上の複数指名選手を3回引き当てたのは西武。強運が目立つ。続いてソフトバンク、楽天、近鉄が2回。しかし近鉄は福留孝介から入団拒否をされている。13人のうち、パの球団が引き当てたのは10人だ。

 5球団以上の複数指名が重なった選手は、13人のうち投手が10人と圧倒的。野手では、福留孝介、岡田彰布、清原和博に続いて清宮幸太郎が4人目だ。しかし、投手の中には必ずしもその期待に応える成績を上げなかった選手も散見されるが、3人の野手は全員1500安打、200本塁打以上を記録。期待に応えたと言えるだろう。

 そういう意味では、清宮幸太郎が打者として成功する可能性は大きいと言える。来季以降、どんな活躍をするだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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