ド軍監督、第3戦先発ダルビッシュに絶大信頼 快投の原動力は「優勝への思い」

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

第2戦で痛恨の黒星喫するも「もう気持ちを切り替えた」

 ドドジャースのデーブ・ロバーツ監督は26日(日本時間27日)、アストロズとのワールドシリーズ(WS)第3戦を翌日に控えた公式会見に臨み、「もう気持ちを切り替えた。明日の準備はできている」と意気込んだ。

 第2戦は延長11回の激戦の末、6-7で惜敗したドジャース。守護神ジャンセンが9回に同点に追いつかれるなど後味の悪い黒星で、対戦成績を1勝1敗としたが、指揮官によるとチームは敗戦を引きずることなく、意気揚々と敵地に乗り込んできたという。

 完全アウェーの敵地で迎える第3戦で先発マウンドに上がるのはダルビッシュ有投手だ。これまで通算6試合に登板するなど、ドジャース投手陣の中では敵地に最も慣れ親しんだ存在。さらに、4勝1敗、防御率2.16という通算成績を考えると、シーズンの流れを掴み返したいドジャースにとって最高の選択肢と言えるだろう。

 ダルビッシュの状態の良さも追い風だ。7月31日にレンジャーズからドジャースにトレード移籍した直後は、状態が安定しないこともあったが、ハニカット投手コーチと投球フォームと配球を微調整。同じ投球フォームを繰り返せるようになり、またシンプルな配球を心掛けることで、9月は投球内容がグッと安定感を増した。それはポストシーズンに入ってからも変わらない。2試合に登板して2勝無敗、防御率1.59、被打率は.195と相手打線を圧倒している。

 快投を続けるダルビッシュの原動力について聞かれたロバーツ監督は、迷わず答えた。

「とにかく優勝したいという思いだと思う」

 最後まで勝ち続けていたい。その結果として世界一がある。そういう右腕の気持ちは、十分に指揮官にも伝わっている。揺るぎない自信を持って、第3戦のマウンドにダルビッシュを送り出す。

(Full-Count編集部)

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