今オフFAのダルビッシュ株が急騰中、地元紙は年俸28.5億円以上を予想

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

レンジャーズは再契約に興味、5年契約もオファーできるが…

 27日(日本時間28日)に行われるアストロズとのワールドシリーズ第3戦で先発するドジャースのダルビッシュ有投手。ポストシーズンで2戦2勝で防御率1.59と力投する右腕は今季終了時でFAとなるが、地元メディアは最近の活躍でダルビッシュ株が急騰し、「年俸2500万ドル(約28億5500万円)を手にしてもおかしくはない」と予想している。

 7月末のトレード期限までエースとして君臨したレンジャーズの本拠地では、ポストシーズンで圧巻の活躍を見せているダルビッシュの動向に大きな注目が集まっている。地元紙「スターテレグラム」では、「良くも悪くも、レンジャースは(ダルビッシュとの)再会に興味を持っている」と指摘し、再獲得に動く可能性が残されていると指摘している。

 気になるダルビッシュの価値だが、7月にレンジャーズがトレード放出した時よりも高まっているようだ。

「ポストシーズンでの成功で、彼の価値が急上昇したことは間違いない。彼は年俸3000万ドル(約34億2600万円)はないかもしれないが、年俸2500万ドル(約28億5500万円)を手にしてもおかしくはない。この規模で5年契約を結べるのは、一握りのチームのみとなる」

 ダルビッシュは現在年俸1100万ドル(約12億5600万円)の“お得物件”だが、記事では約2.5倍までアップすることを確実視。本人が望んでいるとされる5年契約を結べれば、年俸総額1億2500万ドル(約142億7500万円)のメガディールになる。だが、来季で32歳を迎え、これまで故障歴がある右腕に対し、5年の長期契約をオファーする球団、オファーできるだけの財力を持つ球団は限られてくるが、記事によれば「レンジャーズもそのうちの1つだ」。とはいえ、レンジャーズは先発投手以外にも、今オフはリリーバー、野手など補強ポイントが多く、春先に比べると「(ダルビッシュ獲得は)難しくなっているようだ」と分析している。

 果たしてWS第3戦での登板は、ダルビッシュ株をさらに高騰させるものとなるのか。あるいは見直させるものとなるのか。前者になることを期待したい。

(Full-Count編集部)

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