前田健太が完璧リリーフ継続、2回2/3を無失点救援、PS7戦連続失点なし

2回2死からKO降板ダルビッシュの後を受けて緊急登板

　ドジャースの前田健太投手が27日（日本時間28日）、敵地で行われているアストロズとのワールドシリーズ（WS）第3戦に登板し、2回2/3を無失点に抑える好救援をした。先発ダルビッシュが2回2死でまさかのKO降板。急いで肩を作った前田は、緊急リリーフながら落ち着いた投球で、さらなる失点を許さなかった。

　2回2死一、三塁。早くも前田に出番が回ってきた。先発ダルビッシュがグリエルの先制ソロ弾をきっかけに集中砲火に遭い、4失点でKO降板。回の途中から急いで肩を作った前田がマウンドへ向かった。いきなり強打のコレアを迎えたが、わずか2球で右飛に仕留め、追加点を許さなかった。

　続投した3回は、グリエル、レディックを2者連続で三塁フライに打ち取ると、ギャティスには今季ポストシーズン（PS）初の四球を与えたが、最後はゴンザレスを一塁ゴロに仕留めた。

　再びマウンドに戻った4回は、先頭マキャンに三塁手の頭上をフワリと越える安打を許す。だが、スプリンガーとブレグマンを2者連続空振り三振に斬ると、最後はアルトゥーベを遊ゴロに打ち取り、二塁を踏ませなかった。

　5回も続投した前田は、先頭コレアを遊ゴロに仕留めたところで、42球（28ストライク）で降板。マウンドを3番手ワトソンに託した。

　前田は2回2/3を1安打1四球2奪三振無失点の好救援。PSから救援に配置転換された右腕は、リリーフとして目覚ましい活躍を続け、これで7試合（9回）連続で無失点の完璧救援を続けている。

（Full-Count編集部）