ダルビッシュ自己最短2回途中KOでド軍連敗 マエケン圧巻好救援&反撃も及ばず

無念の降板となったドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
無念の降板となったドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュ1回2/3で4失点KO、前田健太7戦連続零封で敵打線止めるも敗退

 ドジャースは27日(日本時間28日)、敵地で行われたアストロズとのワールドシリーズ(WS)第3戦に3-5で敗れ、2連敗で対戦成績を1勝2敗とした。先発を務めたダルビッシュ有投手は2回に集中砲火に遭い、日本ハム時代を含めた自己最短タイとなる1回2/3で4点を失ってKO降板。ダルビッシュの後を継いだ前田健太投手が2回2/3を1安打無失点に抑える好救援を見せ、打線も反撃を試みたが一歩及ばなかった。ダルビッシュは今プレーオフで自身初黒星を喫した。

 初めてWSのマウンドに上がったダルビッシュは、初回先頭スプリンガーに中堅へ二塁打を運ばれたが、最速98マイル(約158キロ)の速球などで後続3人を打ち取った。第1戦、第2戦に続く投手戦になるとか思われたが、2回につかまった。

 2回、先頭のグリエルに先制ソロ弾を左翼スタンドに運ばれると、続くレディックの左翼線二塁打から1四球を挟む3連打で、さらに2失点。なおも1死一、三塁の場面で、ブレグマンに中犠飛を許し、4点目を失った。アルトゥーベに左翼へ二塁打を運ばれ、2死二、三塁としたところで、たまらずロバーツ監督が姿を現し、49球(31ストライク)で降板を告げた。

 ダルビッシュが1回2/3でKO降板したのは、2006年7月29日ソフトバンク戦と並ぶ自己最短タイ。メジャー移籍後では2回を持たずに降板したの初めてだった。6安打1四球4失点(自責4)で空振りは1つも記録しなかった。

 大一番で仕事を果たしきれなかったダルビッシュの後を受け、2番手としてマウンドに上がったのが前田だ。まずは2回2死二、三塁の危機で迎えたコレアを2球で右飛に打ち取ると、3回には1四球、4回には内野安打で走者を背負ったが無失点。5回1死で再びコレアを遊ゴロに仕留めて降板するまで、2回2/3を投げて1安打1四球2奪三振の好救援で、今季ポストシーズンでは7試合(9回)連続無失点とした。

 打線は相手のミスに乗じて3回1点、6回に2点を返したが及ばず。ドジャースは代打3人、救援投手6人を投入する総力戦を仕掛けたが手痛い連敗を喫し、対戦成績1勝2敗と追う立場になった。

(Full-Count編集部)

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