【日本S】ホークス、DeNAに10得点圧勝! 千賀7回1失点好投で2年ぶり日本一へ好発進

5回にビッグイニング、一挙7得点

 ソフトバンクが圧勝で初戦をモノにした。28日にヤフオクドームで行われたDeNAとの日本シリーズ第1戦。序盤から次々に得点を重ねたパ・リーグ王者が、セ・リーグ3位からシリーズに進出してきたDeNAを投打で圧倒。大量リードを奪って10-1と完勝し、日本一に向けて好スタートを切った。 

 ソフトバンクが、まずはDeNAを圧倒した。初回、先頭の柳田がDeNA先発の井納から中前安打を放って出塁すると、デスパイネが左翼線への適時二塁打を放って1点を先制。2回には先頭の松田が左前安打を放つと、長谷川勇が右中間ホームランテラス席への2ランを放ってリードを広げた。 

 1点を返された直後の5回には衝撃的なビッグイニングを作った。無死三塁からデスパイネはこの日2本目の適時打を放って1点を加えると、さらに1死満塁のチャンスを創出。DeNA2番手の田中から代打・川島、甲斐が押し出し四球を選び、柳田は右前適時打、今宮が2点適時三塁打を放って、この回打者一巡の猛攻で一挙に7得点。9点のリードを奪って、圧倒的優位に立った。 

 先発の千賀は制球に苦しみながらも、DeNA打線を力でねじ伏せた。初回に2つの四球で2死一、二塁とされるも、セ・リーグ首位打者の宮崎を三ゴロに封じて無失点の立ち上がり。2回以降も走者を背負う投球が続いたものの、失点は5回無死一、三塁で内野ゴロの間に奪われた1点のみ。7回4安打1失点という投球内容だった。 

 パ・リーグで94勝を挙げ、圧倒的な強さで独走優勝を飾ったソフトバンク。クライマックスシリーズで2位の阪神、リーグ優勝をした広島を倒して勝ち上がり勢いに乗っていたはずのDeNAを、まずは返り討ちにした。初戦から2桁得点を奪う圧勝で、2年ぶりの日本一に向けて最高の形で初戦を飾った。

(Full-Count編集部)

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