ド軍13失点で3敗目、救援陣に「大きな負担」も…ロバーツ監督「相手も同じ」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

活躍してきた救援投手がことごとく失点、「大きな負担がかかっているとは?」と質問も

 ドジャースは29日(日本時間30日)、敵地で行われたワールドシリーズ第5戦でアストロズに5時間17分の大熱戦の末に延長10回サヨナラ負け。最後は守護神ジャンセンがブレグマンにサヨナラ打を浴び、12-13で敗れた。

 先発のエース左腕カーショーが4点リードの4回にグリエルの3ランなどで同点に追いつかれると、再び3点を勝ち越した直後の5回2死から2四球を与えたところで降板。ロバーツ監督は、ポストシーズン(PS)で救援として7試合連続無失点と快投を続けてきた前田を送り出す決断を下した。しかし、あまりにも厳しい場面でマウンドに上がった右腕はアルトゥーベに同点3ランを浴びる結果となった。

 その後も指揮官は早め早めの継投を見せたが、負担がかかり続けているブルペンはアストロズの強力打線を止められず、コレア、スプリンガー、マッキャンにも一発を許した。これまで大車輪の活躍を見せてきた救援陣がことごとく失点。第3戦で42球を投げていた前田が同点弾を浴び、WS5試合連続登板&PS12試合目の登板となったモローは1死も奪えずに4失点。そして、守護神ジャンセンがPS11試合目の登板にして14イニング目のマウンドとなった延長10回にサヨナラ打を許すなど、ショッキングな敗戦となった。

 試合後の監督会見では「ブルペンに大きな負担がかかっていると思いますか?」と質問が飛んだ。これに対してロバーツ監督は「10月のこの時点ではこういう状況になる。アストロズも同じことを言うと思うよ。今はみんなに負担がかかっている」と話した。

 投手陣がアストロズ打線に打ち崩されたことについては「一年を通じて対戦してきた中で、最高の攻撃力を誇る球団だ。彼らは相手を打ちのめすことができる。彼らは運動能力が高い。しかし、我々も同じことをしてきた。ただ、彼らは必要な時に打つことができたんだ」と相手を称え、先発カーショーについては「彼は良い球を投げていた。リズムもよかった。グリエルは良いスイングをしていた。コレアは低めのスライダーを打った。ストライクゾーンに入ってから外れていく球だった。彼らは必要な時に、貴重なヒットを打つことができていた」と擁護している。

 ここに来て、これまでのツケが回ってきてしまっているドジャース。王手をかけられて戻る本拠地での第6戦と第7戦。ブルペンが大きな役割を果たしてきたチームは、あと2勝することができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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