5時間17分の熱戦に激勝 驚きのアストロズ指揮官「生涯最高の試合になった」

アストロズのAJ・ヒンチ監督【写真:Getty Images】
アストロズのAJ・ヒンチ監督【写真:Getty Images】

2度追いつき、1度追いつかれ、最後はサヨナラ「一進一退は言葉では表せない」

 29日(日本時間30日)、本拠地で行われたワールドシリーズ第5戦で、延長11回、5時間17分の死闘の末に、ドジャースを13-12で下したアストロズ。両軍合わせて6本のホームランが飛び出し、何度も同点、勝ち越しの場面が生まれた激戦を終え、アストロズのAJ・ヒンチ監督は「この試合の一進一退は言葉では表せないよ」と驚きを隠せなかった。

 序盤、4点を先制されたアストロズは、4回にグリエルの3ランなどで同点に追いつく。直後の5回に3点を勝ち越されるが、今度はアルトゥーベの3ランで同点。逆に3点リードで迎えた9回には同点に追いつかれ、最後は延長11回にブレグマンがサヨナラ打を左翼へ運び、試合に終止符を打った。

 本拠地での3戦を2勝1敗で勝ち越し、対戦成績3勝2敗で球団初のWS制覇へ王手を掛けたヒンチ監督は、試合後も劇的な試合に驚きを隠せず。同じく延長の末に勝利した第2戦の後に「こんな試合は経験したことがない」と言っていたが、「第2戦を越え第5戦が生涯最高の試合になった」と笑顔を浮かべた。

 今季ポストシーズンで、アストロズは本拠地で8勝1敗という圧倒的な成績を収めた。第6戦から戦いの場を敵地に移すが、「集中を切らさず、次の試合を戦うだけ。次負けたとしても、それが最後ではない。またその次の試合を戦うだけ。我々のアプローチは何も変わらない」と、平常心を忘れずに次の試合に全力を注ぐだけだ。球団創設以来初めてとなるワールドシリーズ優勝を達成できるのか。まずは第6戦に勝負をかける。

(Full-Count編集部)

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