第6戦も前田健太の力は不可欠? 崖っぷちドジャース、理想の継投は…

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

地元メディアが提言、ヒル→前田→ワトソン→ジャンセンが理想?

 29年ぶりの世界一を目指すドジャースは、アストロズに2勝3敗と王手をかけられ、31日(日本時間1日)のワールドシリーズ第6戦に挑む。先発は左腕リッチ・ヒルが務めるが、デイブ・ロバーツ監督は第5戦で先発したクレイトン・カーショーと第7戦での先発が見込まれるダルビッシュ有を除く全ての投手をリリーフ待機させると前日会見で明言。崖っぷちのドジャースにとって、果たして理想のプランとはどのようなものなのか。米メディア「CBSスポーツ」が、ポストシーズンでは救援としてチームに貢献してきた前田健太投手らを含めた「必勝パターン」を“提言”している。

 ここまで大車輪の活躍でドジャースの躍進を支えてきたブルペン陣だが、ここにきて疲労の色を隠せなくなっている。第5戦では、前田、ブランドン・モロー、ケンリー・ジャンセンとポストシーズン(PS)で「勝利の方程式」を形成してきた3人がいずれも失点。前田はピンチで登板してアルトゥーベに同点3ランを打たれ、モローは1死も奪えずに4失点すると、ジャンセンは延長10回にサヨナラ打を浴びた。

 記事では、リーグ優勝決定シリーズまで圧倒的な投球を見せながら、5試合連続登板中のワールドシリーズでパフォーマンスを落としているモローは起用すべきではないと指摘。ロバーツ監督に対して「極限の状態にならない限り、モローに休みを与えるべきだ。モローの肩を休ませるということに限らず、彼はピッチングにおいての影響力を失っている。ロバーツは(前日会見で)カーショーとダルビッシュ以外は全員出場可能だと発言したが、モローはその(登板させる)枠から除くべきだ」と進言している。

 また、守護神ジャンセンについても「1イニング以上投げさせるのを避けること」と言及。「彼は、ここ数試合を見る限りでは回を跨ぐ登板に関して若干ナーバスになっているように思えるからだ」。ジャンセンはワールドシリーズで計3失点と本調子ではないが、そのうち2点が回跨ぎで失ったものとなっている。

 もちろん、まずは先発のベテラン左腕ヒルがどのような投球を見せるかが重要になる。同じくバーランダーと投げ合った第2戦では、4回3安打1失点と好投。最終的に試合は6-7で敗れたものの、役割は果たした。

想定通りに進めば第7戦は「ダルビッシュを登板させ、カーショーがリリーフ」の豪華リレー?

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